依田一馬

古びた小中学校に運び込まれたピアノには、女子高生の幽霊が憑りついていた。 彼女の名前は頼子さん。 綺麗で冗談が好きで、時おり優しい目で少年を見る。 これは少年の一生を決めた、あ…

優しさには、きっと、依存性がある。 このまま摂りつづけたら、いつか致死量に届くだろう。 彼は甘くて、僕は狡い。 彼の甘さに乗っかって、笑う僕は、きっと狡い。 優しい闇の中を泳…

　　星の中　夢をみようとして 　　宝石をもたない体で 　　磨きつづけていたのは硝子　指を蝕むだけ―― 夏の夜と朝の狭間で、かつての夢と『再会』した、 シンガーソングライターに…

第1回ルビーファンタジーBL小説大賞向けのあらすじ（1200字） 「はるか昔、この視界の王たる夢秤王は、香音（かね）を聞き分けられる人々に視界樹で作られた夢秤を授けた。彼らは「…

合成生物”M”の研究所にやってきた保坂は、そこであらゆる毒物を操る少女・有里と出会う。 実験動物として扱われる有里の姿に苦悩する保坂。だがある日、開発主任の君嶋博士が謎の死を遂げ…

いったい私の何がいけなかったのか。他のユーザーに☆をつけなかったから？レビューを書かなかったから？これからのカクヨム生活に不安しかない。

昔書いた短編です。 置き場がないので置いておきます

女王様な「猫」とその下僕である「わたし」の日常生活を綴ったほのぼのエッセイ。