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「グリ魔」第十二章の小話 その2

世界観に彩りを与える「かつての出来事」って、お話に盛り込むのが難しいんですよね。
特に「当時の為政者の都合で闇に葬られた歴史」って…。

◇革命成功後の怪異の話
https://kakuyomu.jp/works/16817139556036362089/episodes/16817330649287766192

革命成功後に怪異が発生した際、リーダー格の男がある人物の手引きでラダマスに会いに行きます。
交渉の末、男は宝珠を受け取り帰還。宝珠を使って怪異を解決し、男は命を落とします。
その際、後事を託されたのが副官のサディアス=ラッフレナンドで、後に初代ラッフレナンド王と呼ばれるようになる…という流れです。

サディアスはリーダー格の男に鬱屈した想いを抱えており、国名をラッフレナンドと改めた後、徹底的に彼の痕跡を消してしまいました。
現在アラン達王族が伝え聞いている建国神話は、サディアスの情報統制による作り話です。
革命後の混乱の中、弁舌で周囲をまとめあげた能力は間違いないんですがね。

サディアスは他にも色々やらかしているので、末裔であるアランが知らず知らずのうちにその報いを受けている状態です。

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