第十二章は、名前の通り第十一章の後日談です。
第十一章の補足や、「Ⅲ.」に入る前に消化しておきたい小話を載せています。
四つの小話+締めの話で構成していますが、文字数の都合でエピソードは分割しています。
◇常に居て、常に在らず、望めば現れ、求めれば去る者、について
https://kakuyomu.jp/works/16817139556036362089/episodes/16817330649244590500呼び方が長くなってしまったなあと名づけを後悔しましたが、それはそれとして。
彼らは、ファンタジーにありがちな「世界の理の埒外にいる者達」的なポジションです。
強さも規格外で、現在の魔王・グリムリーパー王・聖王(教会の頂点で人間の守護者的立場の人物)を遥かに上回る力を持っています。
ある使命の為に各々のやり方で活動しており、ざっくり言えば人類の敵に近い立場でした。
過去形になっているのは、今はあんまり活動していない為でして…。
ボケてる、死んでる、活動を制限させられてる、成り行きに任せてる…と色んな事情があり、まともに動いているのは一人だけという有様です。
彼らも人の心を持ち合わせているので、良き隣人には親身になって接してくれますし、悪意ある者には容赦しません。
「グリ魔」には殆ど絡んでこない者達なので、「世界には色んな人がいるんだなあ」程度の認識でよいかと。