23章終了しました!


マジックストーリー第23章『愛の大きさ』が終了しました。

さて、今章は全部で29話と、もしかして過去最長となる長さになりましたが、いかがだったでしょうか?

この章が始まった時は冬だったのに、やっと締めくくれたと思ったらもう10月とか…。

再び冬が近付いておりますね…。

23章は、年明けの1月~2月末頃までの物語を綴っておりました。

その中で作者として一番印象強いのは、やはりゲストキャラの逢沢舞の存在でしょうか。

読者様からは、「18章で登場した須藤よりもリアルにいそうで怖い!」と感想を頂きました(笑)

マジストでは、恋愛関係で醜く争うシーンはあまり書きたくなくて、一昔前の少女漫画のような、ヒロインに陰でコソコソ悪質な嫌がらせをするタイプのキャラは登場しなかったのですが、それを思えば逢沢がそういったポジションに近い所にいたかもしれません。

嫌がらせはしてないけど、すごい嫉妬心を飛ばしてくるとことか、爽太と別れて欲しいって直談判しに行くところとか…。

私としては、いっそ清々しいなこの子…という気持ちですが、やっぱりリアルにいたら怖いな。やっかいだな…(;^ω^)


今回、爽太と逢沢編で一番アピールしたかったのは、亜梨明が爽太と真の意味で対等となり、弱った彼を支えられる程に強く成長した姿でした。

1年生編では、亜梨明が何かに悩むたびに爽太が親身になって話を聞き、彼女を動かす力となっておりました。

爽太も、そんな亜梨明を支えるのが自分の役目のように感じていましたし、彼女よりも強くあらねばならないという、意識を持っていました。

ですが、今回のトラブルのように爽太が思い悩んでしまった時。

去年までの亜梨明なら、爽太を助けてあげたい気持ちはあれど、どうすればいいのかわからず、役に立てることも励ますこともできなかったでしょう。

しかし、様々な経験をした今だからこそ、逢沢に対して寛大な気持ちを持つことができ、爽太が頼りたいと思える程の逞しさも身に着けたんだと思います。

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中盤では、再びバレンタインの物語になりました!

皆さま覚えておられますでしょうか?
1年生編、12章のあの苦くてしょっぱいバレンタインの話…(汗)

Twitter(現:X)では、「バレンタインなのに…」「ひどすぎる」「作者は人の心あるのか…?」と感想が届き、私は『 ( ͡° ͜ʖ ͡°) 』といった感じの顔をしていたのですが…(オイ)

2年生編のバレンタインは笑いあり、そしてしっとり優しい雰囲気のやり取りが浮かび、12章を執筆中も「まぁ、1年後はみんなハッピーだから大丈夫!!」と思いながら作業してました(笑)

そしてここに来てやっと、新たな恋の予感も始まりましたね!

奏音と加藤の関係は、今後も少しずつ触れていきますので、あの二人を気に入ってくださっている方は、そちらも楽しみにしていただけると嬉しいです♪

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そして最後の緑依風が爽太に風麻との思い出話をする回。

これは、今までのお話を簡単に振り返る…いわゆる総集編のような気持ちで書いたものです。

7章の緑依風のイヤリングの話は、風麻目線だけではわからなかった部分を明らかにすることができて、自創作を語りたい人間の私としては、楽しみにしていたものです。

緑依風と爽太は結構共通点があるにも関わらず、物語の中でもあったように、緑依風は亜梨明のために極力爽太と必要以上に話をすることを遠慮していましたし、爽太はライバル意識以外で然程関心が無かったために、この二人の関係が深まることはありませんでした。

……が、実はこの二人には裏設定がありまして

ここからしばらくは別次元の話。(何でも許せる人向けです)

次章については一番下の方で語りますので、そこまで飛ばしてください。
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実は、マジストのバッドエンドルートというのも作者の中にはありまして、その分岐点となるのは『第169話 もしも魔法が使えたら(後編)』

ここで風麻が亜梨明に好きだと伝えてしまうと、あの頃心臓が弱っていた亜梨明は心労から病が悪化して帰らぬ人となり、それを知らぬ奏音はより一層爽太を恨み、亜梨明が亡くなって落ち込む風麻を励まそうとした緑依風は、彼と口論になってしまって友情が壊れる。

そしてそれから年月が過ぎて、大人になって緑依風と爽太は再会し、紆余曲折の末に結婚することになる。

そんな裏ルートがあります…(汗)

詳細については胸の内に留めておきますが、こちらはかなり暗く大人向けの物語なので、あの時風麻が亜梨明に気持ちを伝えなかったのは本当に英断でした…。

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次章は24章!
いよいよ、2年生編である第二部最後のストーリーとなります!

主役は緑依風!
マジスト連載開始当初から触れ続けていた緑依風と彼女の母親、葉子の関係が遂に…!?

もちろん、大変シリアスで重い話になりますので、読まれる際は心に余裕がある時をオススメします…!!

しっかり準備してから24章をスタートさせたいので、公開が恐らく年末辺りになるかもしれませんが、次回もどうぞよろしくお願いします!

では!!!




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