マジックストーリー第22章『聖夜に君へ誓うこと』が終了しました。
さて、クリスマスがメインだった22章、いかがだったでしょうか?
本当は12月中に終わらせる予定だったのですが、私生活の方が少々忙しく、また、編集もこだわりたいと思う部分がたくさん出てきたので、焦るよりは自分が納得する状態に仕上げたいと思い、今に至ります(;´∀`)
今回もざっくりと物語を振り返ろうと思います。
まずは序盤の亜梨明と爽太のクリスマス。
21章の予告で『亜梨明、欲求不満で暴走!?』と書きましたが、爽太とキスをしてみたくて、緑依風に質問攻め、更には父親や風麻にまでという意味でした。
1年生編の頃から、恋には積極的な姿勢を見せてきた亜梨明。
付き合うようになってからも、爽太が奥手で控えめな分、彼女が悶々としてしまうのは仕方がないと思いますが、亜梨明はまだ半年前に大手術を乗り越えたばかりで、体の方はまだまだ安定しきっていない状態です。
一方爽太の方は、そんな彼女の事情をよく理解していますし、亜梨明が大切だからこそ慎重になっていました。
301話でのボーイズトークでは、男の子の思春期らしいシーンを書けてとても楽しかったです♪
中でもお気に入りなのが、風麻のことをからかう直希と爽太の連係プレイ。
直希はサブキャラなので出番は控えめですが、爽太との仲の良さを表現できて、大満足でした!
304話では、亜梨明にとって悔しい結果となりましたが、作者的にはお気に入りで、今まで『亜梨明のために』と、理性で気持ちを抑えていた爽太が、それを上回る気持ちで彼女と口づけしたいと思うようになったのは、去年までを振り返ると、随分変わったなと嬉しくなりました。
その後の回でも触れましたが、好きな人とスキンシップを取りたいと願うのは自然なことで、でもまだまだ未熟な彼らができることは限られていて、お互いを尊重し合わなければ、それは最悪な結末になることもあるわけで…。
そういった亜梨明や爽太達の想いを綴りながら、私自身もいろんなことを考えました。
307話~309話の『プラネタリウム』では、ようやく亜梨明と爽太のクリスマスデートをお見せすることが出来ました。
このデート回をスマホで執筆していたのは、マジストの連載が始まる前で、自分があったらいいなと思うプラネタリウムを、なんとなくで想像していたのですが、なんと去年!そのイメージによく似たプラネタリウムがマジストのモデル舞台にできていたらしく、大興奮しちゃいました!!(アロマ焚いてていい香りがするらしいです)
プラネタリウムでのキス――は、亜梨明が寝ちゃったためにできませんでしたが、それより二人にとって特別な場所、『祈りの石』の前でようやく二人の願いが叶いましたね。
キスシーンは優しくしっとりとした雰囲気にしたくて、何度も書き直しましたが、特に気に入っていたのは、芝生の上で二人で寝転がっているところですね。
アオハルっぽい…って(笑)
そして、甘い雰囲気の明日コンビをお見せすることができてから一変。
緑依風と風麻のクリスマス編は、重い話からのスタートでした(;^ω^)
温度差すごいな…と自分でも思いましたが、読んでくださった方から、「結構メンタルにきました…」とのお声もいただき、本当にスミマセン…という気持ちに(;´∀`)
緑依風と葉子の親子関係は、1年生編の頃から不穏な場面が何度もありましたが、今回のような厳しい叱責は初めてでしたね。
葉子が緑依風に厳しく、北斗の店を継いで欲しくない理由はいろいろありまして、それが読者様に明かされるのはあともう少しでやってくるのですが、本当に重たくてシリアスな回が続くので、気持ちに余裕がある時に読んでくださることをオススメします。
晶子達のデートの服選びする回は、急遽書き足した話でした。
元々ストーリー自体は頭の中にありましたが、本編では飛ばそうかなと思ってて、書くとしても番外編にしようかなーと。
結果、シリアス続きの間に少し楽しいやりとりができて、予定より重くならずに済んだのでよかったです^^
幼馴染コンビのデートは、緑依風を想う風麻の気持ちが書きたくて、風麻視点での物語となりました。
こちらは、亜梨明と爽太とはまた逆で、風麻の方が積極的に緑依風に愛情表現してくれますが、親友時代のことを想うと、めちゃめちゃスキンシップ取りたがるじゃないか風麻…('Д')
まぁ、彼に関しては元々緑依風に甘えるのは得意でしたし、今は甘えられる方が恥ずかしいので、緑依風も同じ気持ちでいるってわかってたら、勢いに任せてます。
18章の最後にも、『緑依風を守っていきたい』と願った風麻。
今後まもなくやってくるであろう、緑依風の悲しい出来事にも、彼はしっかり寄り添って支えてくれると思います。
そしてラストは奏音と星華のクリスマス。
恋人同士でクリスマスももちろんロマンチックでいいと思いますが、友達同士だって楽しいし、いいじゃないか!って思って書きました。(これは追加ではなく元々投稿予定だったもの)
奏音と星華の友情関係も、本当はもっともっと書きたいのですが、マジストの主人公は緑依風と亜梨明なので、なかなか機会が無くて難しいですね…(;´∀`)
自分があまり知らない星華の友人である桜に嫉妬しちゃう奏音。
こういうのも、学生時代にあるよな~と、読み返して懐かしくなりました。
***
さて、次は23章!!3学期編がスタートします!!!!
…が、2年生編自体が残りあと2章です!!いよいよ3年生編が近付いてまいりました!!
23章は1月~2月までの物語をお見せしたいと思います。
流れを簡単に紹介させていただくと
爽太が昔馴染みにブチギレる!?
2度目のバレンタイン!!
緑依風と爽太が語り合う!?
といった感じの内容です。
爽太編では、新キャラクターも登場するので、その人物と一体何が起こるのかハラハラドキドキしながら楽しんでいただけるといいなと思っております。
いつも『マジックストーリー』をお読みいただきありがとうございます!
次章もどうぞよろしくお願いします(´▽`*)