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猫を救ってきました

どうも皆さんこんにちは、名無之です。
皆さんは「SAVE THE CAT」という本をご存知でしょうか。
アメリカの脚本家、ブレイク・スナイダー氏が書いた本のタイトルで、「本当に売れる脚本術」をキャッチコピーに全世界で大ヒットとなりました(二十年前の話ですが、、、)
そんな本を発売から二十年の時を経て名無之は読んでみたわけです。前々から気になってはいたものの、読む機会に恵まれず、ようやく時間ができたので手に取った次第です。

読みんでみて、、、

すごく面白かったです!!!

観客が惹きつけられるストーリーの構成を順序立てて説明しており、映画のジャンルも既存のアクションやコメディには囚われない斬新な分け方をしていて、とてもためになりました。
何より(訳者の技量もあると思いますが)語りが軽快で、思わず笑ってしまうところも多く、ストレスなく読み進めることができました。(「さあ、みんな一緒に」と音頭をとる解説書なんてほかにありません)
冒頭の推薦コメントでもありますが、脚本術を学ぶ学校なら確実に教材にしていいレベルです。

「でも脚本術でしょ? 俺たち小説家には関係なくねぇ?」と思ってるそこのあなた!
そんなことはありません。脚本と小説は表裏一体。著名な小説家の中には脚本を書いてから本文を執筆している人もいるくらいですから、ニューヨークとモスクワくらい離れているわけではないでしょう(ニューヨークとDCくらいは離れているかもしれませんが)。
しかも脚本の書き方というよりは物語の作り方に注力を置いていますので、小説を書く方もぜひ必読です。
ただ、注意点が一つ。出版が今から二十年前なので、人によっては具体例として登場する映画が具体例になっていないかもしれません。幸い、僕は知っているタイトルがいくつかあったのでついていくことができましたが、映画は門外漢という方には難しいかもしれません。

それにしても素晴らしい脚本指南書でした。
ぜひ、まだの人は読んでみてください!!!

というわけで、今日は「SAVE THE CAT」の感想でした。
それでは皆さん、また明日ノノ

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