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社会人になってから読んでよかったもの3選(その2)

どうも、こんにちは。名無之です。
4連休の後半戦、いかがお過ごしでしょうか。
前の職場では3連休も珍しかったので、「あ、まだもう1日休みがあるんだ」という驚きと嬉しさで過ごしております。

さて、今日は昨日から引き続き僕が社会人になって読んでよかったもの2つ目を紹介しようと思います。
それも「課長 島耕作」です。
https://www.amazon.co.jp/%E8%AA%B2%E9%95%B7-%E5%B3%B6%E8%80%95%E4%BD%9C%EF%BC%88%EF%BC%91%EF%BC%89-%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%8B%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B3%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9-%E5%BC%98%E5%85%BC%E6%86%B2%E5%8F%B2-ebook/dp/B009KWUHDY
知っている人も多い、サラリーマン漫画の金字塔ですね。大手企業に勤める島耕作が会社の権力闘争や女性がらみのトラブルに巻き込まれながらも、懸命に現代社会を生きていく物語です。現代社会と言っても、発表されたのはバブル期だったので、現代日本とはかなり様子は違いますが、それでもバブル期当時の様子を知るにはうってつけの漫画です。

この漫画をおすすめする理由は2つあります。
一つ目は社会人のマナーを学ぶことができるのです。例えば、目上の人への接し方。当時は失礼一言でも言えばクビ、派閥に所属していなかったらクビ、そんな時代だったので、目上の人への言葉遣いは今よりもしっかりしています。なので、この漫画で登場人物たちの言動を真似て見るだけでも、社会人マナーは十分身につくと思います。
二つ目は個人的な好みにもなるんですが、中澤部長の存在です。島耕作の上司となる人ですが、とても気さくで機転もきき、それでいて一匹狼でどこの派閥に所属することもない。とても芯の通った人で、読んでいて心を奪われました。部下に仕事の仕方は任せて「あとは俺が責任をとる」というかっこいい上司像を体現している人です。社会人として出世していく上で、中澤部長の存在は知っておいた方が(個人的には)良いと思います。(まあ、単身赴任先で愛人を作って子供までこさえるという奔放な一面もありますが、、、苦笑)
特にこのセリフは今でも心に引っかかっています。
「大学院まで行って、あくせく勉強したことは何だったんだろうってね。
マルクスもケインズもぶっ飛んだよ。
これが会社なんだ。
男の仕事というのはこういうものなんだ……ってわかった。」
これは、今の時代の仕事にもつながっているなと思いました。大学で一生懸命勉強して、いざ社会で役立てようとしたら、そんな知識は必要ないと無言で切り捨てられる。
結局、会社は「新卒」というブランドが欲しいだけ、自分色に染められる白紙が欲しいだけなんだ、と気がつきました。
そういう意味でも、この漫画は社会人になってから読む価値があると思います。

もちろん物語としてもしっかりしていますよ。面白いです。
サラリーマン漫画でありながらラブストーリーでもあって、そのラブストーリーも甘酸っぱいんですよね。大町久美子が新幹線に乗り込む島の座席の窓にマンキュアでハートマークを描くとか、世の女性はやらないじゃないですか! でもやられたらドキリとしちゃいますよね。物語の完成度も高いので是非是非おすすめです。(ただ、島は奥さんがいる状態で不貞行為をなん度もしているので、そういうのが許せないという方は読むことはおすすめします)
また、がっつり濡れ場も描かれているので、読む場所はお気をつけください。NSFWってやつですね。

さて、今回はこれくらいですかね。
では、また明日。

2件のコメント

  • 課長島耕作、私も好きでした。でも島耕作が女関係に節操ないのは、やっぱり気になりました。まあ、青年漫画で女性受けは考えなくてもいいからならなんでしょうけど。
  • 田鶴さま
    コメントありがとうございます。
    おっしゃる通り青年漫画なので、好き嫌いは大いにありますね汗
    それでもバックグラウンドがしっかりとしている点では他の作品とは一線を画していると思います。
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