なんか忘れてるな〜。なんだっけ、なんだっけとネットサーフィンしながら1時間。ようやくこれを更新するのを思い出しました。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。名無之です。(いや、どんな導入だよ!)
今回の題名はものすごく長いです。そのくせに内容はとても短いです。なんなら要約すれば一言ですみます。そんな作品を見て行きましょう。
あらすじ:キャロルは二十年付き添った夫ビルと長期休暇としてフロリダを訪れていた。しかし、彼女は自覚のない先見性であらゆる事象を先読みしてしまう。もちろん、それには合っていないものもあるが、当たっているものがほとんどだ。そして、ついに二人に危機が訪れる! はずなのだが、そこからさらに予想だにしなかった展開になる
おすすめ度:中の中(デジャヴ!!)
はい、この一言につきます。よくある類の話です。僕が一番印象に残ってるのは学校の階段シリーズで、時を戻せる能力を身につけた男の子が崩落する階段の中で時を戻してもまた崩落が始まる瞬間に戻るという作品です。この物語はありふれたデジャヴというニュアンスをキングらしく達筆に、それでいてリアリスティックに描かれています。
ですので、キング好きの人は読んでもいいかもしれません。他の人はあまりおすすめしません。「ゴーサム・カフェ」でも話しましたが、キングの残忍表現はこれでもかとリアルを追求しています。つまり、そういうことです。察せるあなたは天才です。
しかし、何度も同じ時を繰り返すというのは何事にも変えがたい恐怖だと思います。特に、これが死を伴うものであった場合、その心労はそうじゃない場合と比べて格段に跳ね上がります。そういえば「七不思議探し」でも同じようなことをやりましたね。あれもいわゆる「デジャヴ」というものでしょうか。
うーん、これ以上語ることはありませんね。今日はここぐらいで終わろうと思います。そろそろ眠くなってきたし。
明日は「一四〇八号室」です。はじめに言っておきます。これは「上」の部類に入る傑作です。ぜひ楽しみにしていてください。
それじゃ、また!