こんにちは。
転職活動をしたり家族の用事を済ませたりとほんのりバタバタな二月を乗り切ったナナシマイです。
ただでさえ短い二月が今年はさらにあっという間だったわけですが、ひそかに憧れていた「イベント事に合わせた番外編を書く」を達成しましたのでそのお知らせをします。
さっそく読んでくださったかたもいて嬉しいです。ありがとうございます!
ついでに、番外編は書かなかったけれど「この世界のバレンタイン事情」を考えたものもいくつかあるので、ここに置いておきますね。
まずはひとつめ。
『森と夜と、花貝殻ひそむ惑いの間』
https://kakuyomu.jp/works/16817330653237267099『ユーリカの栞』の魔女と魔術師が「大切な人に花を贈る日」を過ごすお話です。
綺麗で不思議で危険な出来事が起きる、この世界らしい特別な日を書けました。相変わらず悪巧みをしている魔術師がまた魔女に振り回されてしまうのもお楽しみいただけたらと思います。
画像はおなじみAIで生成した絵で作った表紙画像です。
本編はこちら。未読のかたでも楽しんでもらえるように書きましたが、こちらを知っているとより面白いはず……!
『ユーリカの栞』
https://kakuyomu.jp/works/16817330650067697944ふたつめ。
『君と旅をするために SS集』第2話 読書のあとに
https://kakuyomu.jp/works/16816700428759906246/episodes/16817330653741474845『君と旅をするために』のリルとフレッドのお話。
こちらはちょっと無理やりですがチョコっぽいものをリルに作らせてみました。普段は料理をフレッドに任せてばかりの彼女ですが、疲れを見せるフレッドのために頑張ります。
久々のリル視点にドキドキしつつ、やっぱりリルは可愛いなぁとニヤついてしまうわたしでした。
本編はこちら。
『君と旅をするために』
https://kakuyomu.jp/works/16816452218603585486ということで、書いたのはこちらの二つでした。
甘やかな雰囲気なのにすれ違う魔女と魔術師、矢印は向き合っているはずなのに甘くなりきれないリルとフレッド。なんとなく対照的なお話になった気がします。
そして最初に書いた通り、ほか二つの長編作品のバレンタイン小ネタを。
『かき集めた青』
https://kakuyomu.jp/works/16816452220804677345こちらは現代ファンタジーなので、普通にバレンタインはありますね。
トウカがアオを誘って一緒にチョコ作り。サークルの男子三人に渡します。義理だとわかっていてもフジサキはどぎまぎしてしまうのではないかな。
というより、本編にさらっとバレンタインの記述がありました。
第29話 トウカの独白「アオを選択するためには」より
◇◇◇
バレンタインの頃には会長も岸さんも大学には来ていなかったけれど、わざわざ呼び出して、チョコをあげた。
友チョコと義理チョコの甘い匂いでサー室がいっぱいになって、岸さんがふざけてそれを強めるものだから、わたしたちはしばらく、甘いものを見るのすら嫌になるくらいだった。本当、岸さんはそういうところだよね。
◇◇◇
『雨音は鳴りやまない』
https://kakuyomu.jp/works/16816700427660879418マクニオスにはバレンタインはおろか誕生日のお祝いすらありませんからね……。
特別な日というのは新年を迎える日に加えて、マカベの儀(ヨナにも似たような儀式がある)、成人の儀、婚姻の日など人生の節目となる日くらい。
というより普段から披露会というそれなりに特別っぽいことをしていて、日常と非日常の境がとても曖昧な世界でもあります。まぁ神殿に洗脳されているようなものなので、彼らはそこに疑問や不満を持たないのでしょうね。
レインは日本のことを思い出しては「たまにはあぁいうこともしたいな」と考えるけれど、それなら早く帰ればいいとそちらを優先しますし、そもそもこちらの世界の料理が面倒すぎてやる気がガクッと下がります。
マクニオスに馴染んでしまえば、もしかすると披露会でそれらしいことを始めるようになる――たとえばお菓子を食べながら曲を贈り合う、とか――……かもしれません。
さて、長くなりましたがおしまいです。
ここまでお読みくださってありがとうございました!
追伸。
ちなみに現実のバレンタインは珍しく手作りをせずにデパ地下チョコを買いました。美味しかった(あげた本人が食べている)。