第4話「暴け!ダミーマン」の雑感など
・今回、マゼンダが人間そっくりに擬態できる戦闘員ダミーマンを駆使した作戦を繰り広げるが……ガス工場で笑いガスを混入させて人々を笑わせるとの内容については、愚かな人間を否定するエリート肌の彼女にしては随分とほのぼのとした作戦のような……(汗)
・それはともかく、今回めぐみ回として彼女とマゼンダの関係に踏み込まれるものの……ルイだった頃からして手製の香水を見せびらかすようにかけており、同室のめぐみから顰蹙を買われていたのを考えると、オブラーと異なりその頃から既に人間的には問題のあるエリートだったようだ。
・また、めぐみがダミーマンの仕業だと見抜くのも、マゼンダがダミーマンが人間そっくりだと見せつけんとばかりに、その自分の香水を吹きかけた事が始まりだった。気のせいか吹きかけられたダミーマンが結構嫌がっている様子もあり、やはりマゼンダは他人の事を思いやれない天才なのだろうとは思わされる。さらに言えばダミーマンがめぐみの疑惑を逸らそうと、荷物を背負うおばあさんの手を引いてあげる芝居でカモフラージュするものの、相手の事を考えずただ一方的に手を引っ張る様子から見破られるオチも、追い打ちをかけるようにマゼンダの人としての至らなさを思い知らされる。
・それと別に今回めぐみがマゼンダの仕業と感づいたころに、勇介と丈は考えすぎだと最初相手にせず、それ以前の笑いガスに二人も引っかかっているオチから、めぐみは優等生、勇介と丈はアカデミアの中では落ちこぼれというかそこまで考えていない面も見れなくもない(笑)とはいえ、ダミーマンに扮して(壊れちまったダとの演技がまた面白い)めぐみを救い出し、彼女の頭脳と俺達の力があれば怖いものはないと新たに結束するネタが爽やかだ。まためぐみが優等生でも相手の事を思いやれる優しい心の持ち主だと、オチで二人が食べ損ねたビーフシチューをコロンと一緒に作る締めくくりもほっこりさせられる。めぐみさん本当完璧。彼女の回としてアクアドルフィンの水中戦にウェイトを置いたメカ戦の描写もポイントだろうか。