ブラックライトを見てくださった方はありがとうございます。だらだらと次回作を書き始めています。いま、2つの作品を同時に作ってみる、ということをやっています。
1つ目は、ブラックライトの続きを書く。中途半端に終わったんじゃないか、読者に任せすぎなんじゃないか、というご批判ごもっともです。完成時に17万文字でMF文庫の学園大賞に応募できなくて、削れるところを削ったら、ラストの読後感とか余韻を楽しむところを全部バッサリ切ることになりました。正直、至子が道に迷ったりする部分を削ろうと思えば削れたのですが、そうすると社会性のある藤田との関係性が描けなくて足りないなぁ、なんか削っちゃいけない部分だなぁなんて思いました。ぶっちゃけ、解離性同一性障害の藤田と京大に進学した藤田って別人物なわけで、Xという登場人物で十分に図書館で勉強したことを描写できたんじゃないかなぁと思って、ラストをバッサリ削りました。
2つ目は、藤田を主人公というか脇役にして、異世界転生ものを書こうと思って書いてます。アクションを描きたいので、ゴリゴリにアクションさせてます。これはブラックライトの続きを書くのが難しいなぁと思った息抜きに書いています。人間がバッタバッタなぎ倒すのは書いていて爽快ですし、映像化されたらめっちゃ面白そうだなぁ、ということを意識しながら書いてます。重要なのは脳筋です。エルデンリングが馬鹿みたいに売れたので、そのミームを若干借りる形で書いています。戦闘シーンは書いていて楽しいです。
最後に、髪が比較的ボサボサじゃない藤田さんです。病気のせいで肉体的に三十路になってしまいましたが、心は22歳です。