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「聖職者の条件」第一章終わりました。

手探り状態での連載開始でしたが、ひとまずほっとしています。
ここまで来れたのも、読んでくださっている方々のおかげです。本当に、涙が出るほどありがたいです。この場を借りて、お礼を申し上げます。

第一章はなんというか世界の説明とこれから始まる物語の準備段階だったので、思いのほかスラスラ書けました。
ただこの先の内容については、現在断片的なアイディアしかない状態なので、書きながら考えていく感じになると思います。
というわけで、この先第二章の更新頻度は、これまでより落ちる予定です。
それでも、週に二回くらいの更新を目指そうと思っています。
なんとか夏くらいまでに完結……できたらいいな……。

以下、こぼれ話。

当初主人公の(主人公なんですよ)フェオドールは、「女嫌い」の「野心家」という設定でした。そして相手のミアは、もっと乙女乙女した女の子になる予定でした。

このお話、本来は「女嫌い(本当は意識しすぎているせいで苦手なだけ、嫌いではない)の司祭が天然乙女のかわいさに悶絶する」という話になる予定でした。

ところが書き始めて気づいたのです。

私、そういう面白おかしいの、書けない。

というわけで一から考え直し、ベルトランとレリアというキャラができました。
おおまかな設定を作り終え、とりあえず自分の好きな雰囲気と文体で書いてみるか、と始めてみたところ、フェオドールがなぜか「神童」という設定に変わっていました。
唐突に出て来た「女神の子」とかいうワードを前に、私は困り果てました。

神童って、すごく書きづらい。どう書けばいいの?

というわけで、第一章のフェオドールはすっかり薄味な出来になってしまいました。私はいまだに、フェオドールというキャラがいまいち理解できていません。
フェオドールの「神童」設定のおかげで、相手のミアの性格が「乙女」からあのようなちょっと変な感じにシフトしたようです。
当初フェオドールにあった「野心家」「漆黒の髪の美男子」という設定は、ベルトランに引き継がれてしまいました。ベルトラン、書きやすいの何の。もうこいつが主人公でいいんじゃね?
しかし、話の流れからしてそういうわけにもいかず。
けっこうな壁にぶつかっております。

……いやぁ、小説を書くのって、面白いですね。

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