皆様、ここまで読んで頂き本当にありがとうございます。
この物語を書くに当たって3番目に書きたい部分を書くことができました。
0話~120話くらいまでの内容は僕が学生の時に自分の事を最強だと思っていた時期と当て嵌めて書いておりました。しかし、社会人となり、自分の価値観が通用しないことを実感しました。
獣人国編でも書きましたが、社会人になった僕は自分の保身の為に嘘をつき、誰かを裏切って参りました。或いは自分自身を裏切っていました。
こんな自分にはなりたくなかった。学生時代の僕がその現実を知ったら、お前自殺しろよと言っていたと思います。
しかし、自分がいざ追い詰められるとそんなことは口に出来ません。
少年漫画の主人公の様に強くはいられませんでした。そして自分を責めました。すると心が病み、手足が痺れ、顔が歪み、髪の毛が抜け落ちました。今でもそのあとが残っております。今度は人前に立つのが怖くなりました。
約2年ほど家で引きこもっておりました。
しかしそんな僕に光を当ててくれたのがこれまた物語です。
遠藤周作の「沈黙」
宮崎駿の「風立ちぬ」漫画版「風の谷のナウシカ」
ジャン=リュック=ゴダールの「気狂いピエロ」
ゲロが出るほど泣きました。
僕の自己嫌悪を肯定し、偉大な巨匠達も僕と同じような経験をしていると教えてくれた作品だからです。
ネタバレにはなりますがこの作品達が主張していることを僕の経験に当て嵌めてこの物語を書いていこうと決めております。
そんな巨匠達と比べると酷い表現の連発ではありますが、今後ともこの物語を読んで頂けると嬉しいです。