皆様、ここまで読んで頂き本当にありがとうございます!
前に書いた近況ノートのように補足と僕が獣人国編で何を表現したかったのか書いていきます……
フィルビーのモデルは『ライ麦畑でつかまえて』に出てくる主人公の妹フィービー・コールフィールドです。
コールフィールドって名前が格好よくてそのままとりましたww
『ライ麦畑でつかまえて』に出てくる主人公のホールデンは社会や大人達から反発して学校を勝手にやめて逃避行に走りますが妹フィービーを大切に守っていこうとします。
これを少年が大人になっても純粋さ、純真さを守り抜くことが大切であることを主張していると多くの人が考察しております。
僕の物語に出てくるフィルビーも純粋さの象徴として書いてみました。
去年公開された新海誠監督の『天気の子』にもこの『ライ麦畑でつかまえて』を主人公の穂高が読んでいるシーンがあります。そしてヒロインで年下の女の子を大人達から守って行くというストーリーとなっております。
また、穂高に早く大人になれといつも言っていた菅というキャラは最後に主人公を守ります。これは菅がかつて持っていた自分の純真さを救う演出にも見えました。
あと!出てくる拳銃は穂高の暴力性を表現していると考察しました。
それを僕は異世界ものに当て嵌めてストーリーを考えてみたのです。
フィルビー = 純粋さ
イアン = 優しさ・良心
ロバート = 暴力性
ダルトンの内にある感情を擬人化してみたのです!
また僕自身が、純粋な子供の時に抱いていた想いや自分の将来像と今がかけ離れていることに絶望しました。
将来像と言いましても年収が…とか結婚して…とかあの職業につくとかそういものではなくて
いい人になりたい。
自分が正しいと思える行動をしたい。
困っている人を助けたい。
とかそんなんです。しかし、社会人になってこれが出来ませんでした。自分の保身に走り言い訳と嘘と見栄ばかりの大人になっていました。
あの時の将来に期待していた子供の時の僕を守り抜く。それを今回の獣人国編で表現したかったのです。
だったらもっと書きようあったろ?と思うところがかなりありますが、これからも暖かい目で見守って頂けると嬉しいです。
また、映画『プラトーン』のストーリー構成もかなり参考にしております。