ここまで読んで頂きありがとうございます!
正直この獣人国編で多くの方が僕の物語から離れてしまうことを予想しております笑
獣人国編では何を言いたいのか、そして僕がこの物語全体を通して何を表現したいのか補足させて頂きます。
まぁこんなことしないで今書いてる物語でそれを上手く表現しろよと自分でも思いますが、まだまだ素人なので…
獣人国編の主人公ダルトンの名前のモデルはダルトン・トランボです。映画『ローマの休日』の脚本等を書いた人物です。
このダルトン・トランボは政府から睨まれ自分の名前で脚本を書けなかった時代がありました。
その時に偽名を使って脚本を書いていたのですが、その偽名にロバートやイアンという名前を使って数々の脚本を書いております。
獣人国編に出てくるイアンとロバートはダルトンの心にある、良心と暴力性を擬人化して表現しております。
わかりにくいですよね…
ただ何故そのようなことをしたのかちゃんと訳があります。
この物語は僕の体験したことを異世界ものに当て嵌めて創作しております。
僕は営業の仕事をしていた時、精神的に病んでしまい薬を処方してもらっておりました。
営業では誠心誠意、お客様に対応するよう心掛けておりましたが、上司からは客を信じるなとか、騙してでも契約をとれと言われ続けた時期があります。
そんな板挟みの状況で僕は自分を保つことができず、自分の持っている良心を殺し、お客様を騙し、嘘をつく人間へと変化していきました。
こういった僕の体験をダルトンがイアンを殺して力を得るという風に表現してみたのです。
下手すぎますよね……
正直な話、良心や思いやりを棄てることにより自分の中にある悪意や暴力性、意地汚さを顕現させる。それによりある程度、力を得ることができると考えています。
しかし、僕はこう言った力には懐疑的です。
よく少年漫画では、怒りや憎しみ、悲しみでキャラに異常な力がつく演出がありますが、それ以上に僕は自分を暗に肯定してくれる考えや、何か大切な事を気付かせてくれる言葉等で力が湧いてくる経験をしてきました。
今まで僕の物語に出てきたキャラ達で急に力を手にいれた描写をいくつか書いております。
序盤の剣聖オデッサと序盤のルナ、後は分かりにくいですがスコートとゼルダとユリとアレンも力を得ています。
オデッサとルナは限界突破したことによりレベルが上がったと解釈してください。
スコートとゼルダとユリとアレンはレベルが限界に達していない為、レベルは上がらず、その上限だけが上がったと解釈してください。
今後もこう言った僕の経験を象徴的にあらわしていくと思います。昔の僕がこの物語を読んだら、或いは僕と同じような経験をしている方の力に少しでもなれたら、そんな想いで、あなたの異世界召喚物語という題名を入れました。
重ね重ねここまで読んで頂き本当にありがとうございます。
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お陰で生きていけます。