全八本の短編を全て書き終えました。
途中体調を崩して(今も万全ではありませんが)かなり苦戦し、自分でも少し納得いっていない部分も正直ありはするのですが、一応完走できたという意味では達成感を抱いております。
『限界集落』……これは、ちゃんと伝わったのでしょうかw色々と不安です。
主役の真壁の言動に色々とヒントがあるわけですね。
真壁が大声を出した意味、玄関を蹴破った意味、山田氏の死因も含めて、読んだ方に真壁がどうやってこの件を実行させたのかを考えていただきたかったのですが、肝心要な部分はあえて書いていないので、トリックといいますか、その方法までは分からなかったかもしれません……。もうちょっと上手く入れ込みたかった……。
『この手を離せば異世界転生!』……異世界転生のチャンスをもらったけど頑としてそれを拒否して日常生活を送る、というコメディ作品のアイデアが昔からあったので、なんとなくそれを使いました。
もっと勢いよく、くすっと笑えるような文章にしたかったのですが、間違いなく言えるのは、笑いを書くのが一番難しい。素人でもそれは痛感いたしております。
『カツカレー大盛り。』……何気ない日常にある、気付いていないだけのいつもと違う日常。こういうの大好きなんです。よく歩いている近所の風景も、こちらが目線を変えるだけで全く違うものに感じられたりする。心に余裕があるか否かで見えるものが変わって、見えるものが変われば感じ方も変わって、もしかしたら明日を生きるヒントになるかもしれない。そういったものが書けたら良いな、という想いは、この作品にかかわらずいつも大切にしたいなと思っていることです。
『ぼくらの色』……色と聞いて、ヒーロー好きとしてはそれを思い出さずにはいられないですし、ただヒーローに関しては以前の短編でも書いているので引き合いに出す程度に留めて、主たる部分はランドセルにお任せしました。まず800字丁度の作品を書きたいとは思っていたので、それをやるならここかなと思い、あまり複雑に考えずに書いていったと思います。私が子供の頃に考えていたことがそのまま文章になりましたw
『メガネかけてよ橋口さん』……モデルになった女の子がいます。その子のことだけを考えて書いていたら、こうなりました。ビジュアルイメージが明確だったので一気に書くことができましたが、時間がない中でももうちょっと工夫できたなと少し後悔もあります。
はい。こんな感じです。
これからまた忙しくなる時期ですが、また自分のペースでゆっくり書いていきたいと思います。
長編、もっと頑張らないと……。