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2月11日 イザベラ・デステ侯妃の記念日

2月11日は、何の日か御存知ですか?
そう!
イザベラ・デステ侯妃の結婚記念日。
1490年2月11日
イザベラ・デステ15歳
フランチェスコ・ゴンザーガ23歳
その日のことは、「プリマドンナ・デルモンド 誰も知らないモナリザの秘密」の「婚礼」という章に書かせていただきました。
今年は、あの日から534回目の2月11日。

私が初めてカクヨムで迎える2月11日。
私にとってかけがえの無い仲間であり家族である皆様と共にこの日を迎えることが出来て幸せです。

私にとって思い出深い2月11日は、高1の1978年2月11日。
その日私は、河合塾 模擬試験の国語で出題された夏目漱石の文章から、運慶が
「自分が仏像を創るのではない。 木の中に埋まっているのだ。
 それを彫り出すだけだ。」
と言ったことを知りました。
何度も書かせていただきました様に、私は「プリマドンナ・デルモンド」という作品も運慶が言う様に木の中に埋まっていたのだと感得しました。
その運慶の言葉を知った日が、2月11日・・・逃れられないさだめ、畏れ多い天命を感じます。

イザベラ・デステ侯妃の第二子マルゲリータ姫。
父上フランチェスコ・ゴンザーガ侯爵が戦地に居られた間に生を受け、遂に地上で父子の対面を果たすことも無いまま、生後百日で旅立たれました。
そのマルゲリータ姫の御命日が9月23日・・・私の誕生日が9月23日。
それが何を意味するのか、知る由もございませんが・・・畏れ多いことでございますが・・・マルゲリータ姫の分まで精いっぱいイザベラ・デステ侯妃に孝養を尽くさせていただきたいと存じます。

5月18日は、イザベラ・デステ侯妃のお誕生日!
今の暦と少し異なるので、5月17日、18日、19日と三説ございますが、5月18日が最も妥当かと思われます。
今年2024年の5月18日は、生誕550年!
皆様と御一緒に心の中でお祝い出来たら嬉しいです。

2024年2月11日

2件のコメント

  • たしか、ミケランジェロも運慶と同じ様な事を云ってましたね。

    下記は引用です。

    「全て大理石の塊の中には予め像が内包されているのだ。彫刻家の仕事はそれを発見する事」「大理石の中には天使が見える、そして彼を自由にさせてあげるまで彫るのだ」。(Every block of stone has a statue inside it and it is the task of the sculptor to discover it. I saw the angel in the marble and carved until I set him free. )

    先生の作品が彫り出されたのがモナ・リザならばミケランジェロではなく、そのライバルのダ・ヴィンチでしょうか。 何やら数奇な運命を感じますね。
  • かごのぼっち先生 御侍史

    あらためてかごのぼっち先生の御博識と教養、そして感性に感嘆致しました。
    ミケランジェロのその言葉を、偶然私が知ったのは、2月10日の朝でした。

    釈迦に説法で申し訳ございませんが、「一刀三礼」・・・最澄も空海も名仏師でしたが、のみを木に一度当てるたびに、三度礼をする、そんな気の遠くなる彫り方でした。 
    もしかしたら、木の中の仏像に向かって
    「どうか仏様、出てきてください。」
    という祈りだったのかも知れません。

    ミケランジェロも、日本の名仏師たちも、同じことを感じていた・・・それが、真実なのでございましょう。

    これからもいろいろお教え下さいませ。
    何卒よろしくお願い申し上げます。
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