こんにちは、名月明です。
2017年もあとちょっとで終わりですね。
一年の最後だから今年の総括&反省をしようと思います。
(といっても、たいした内容じゃないけど(^_^;))
今年は8つぐらいの賞に応募したのかな? ど忘れ&数え間違え等があるかもだけど。
そのうち一次選考を通過できたのは角川つばさ文庫小説賞に応募した『花やぐ愛は大正ロマン!』と『夢守少女ユメミ』だけですが(笑)
つばさ文庫には連続5年間送り続けてようやく一次突破できたので、とても嬉しいです。うずめちゃんの無念を少しは晴らせた……(*^^*)
二次選考発表は1月うちになるのかな? 結果は神のみぞ知るなので、今は大人しく待つのみであります。
カクヨム内での活動は、活発だったのか低迷していたのかは自分ではよく分からない(笑)
去年の大晦日に投稿した近況ノートで「(拙作『大正十年のメリークリスマス』で)好評だった大正時代の女学生のお話を余裕があったらカクヨムに載せたい」と書いていて、その言葉通りに『大正十一年のエイプリルフール』『花やぐ愛は大正ロマン!』『大正めりくりフルーツポンチ』を投稿できたのは良かったなと思います。
歴史小説では『愛の果てのブルボン』を長期にわたって連載しましたが、この作品はどうなのだろう……。どこかのサイトで紹介されたのか、小説家になろうのほうでは爆発的にPV数が伸びましたが(ただし、その期間中にポイントを入れてくれた読者さんはゼロだったけど泣)。
自分の作品はあんまり客観的に見れないから、駄作だったのかそれなりに良かったのかいまだに評価できていないです。連載終了以来、カクヨムでは読みにきてくれる人も少ないですしね(汗)。たとえ読まれていても、無言で去っていく人が多いから感想ももらえないし(泣)。
歴史小説は史料の読みこみ、膨大な登場人物の整理、時代考証などを頭に叩き込んで、その物語の主人公のストーリーにどんなテーマを組みこむのかを練っていくわけですが……。
それはどのジャンルの小説でも同じことだし、カクヨム内での作品を読んでいても、研究・取材が充実している作品はすごく面白いなと感じます。(ただ、あまりにも専門的になりすぎて小説じゃなくなってしまう場合もあるので、そこらへんは我々書き手は気をつけないといけないでしょうね。歴史小説でも、年表みたいに事実を羅列している作品を読むのは眠たくなるし)
今年は「2017年ベスト作品を選ぼう」みたいな企画がなかったので(私が気づいていないだけかも知れんが)勝手に個人的ベストを3つ選んでみました。
『うちの心理係は腹黒い!』織田崇滉さん作
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884600574『利刀を以て斬れぬもの』古月さん作
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883250187『ホームズ対李書文』梧桐 彰さん作
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881659409ですかね……(*^^*)
織田さんの作品群は、人の意表を突くトリッキーな作風の裏に堅実かつ膨大な取材と創意工夫が感じられて、それらが作品のクオリティを飛躍的に高めているのかなと個人的に思ったり。毎回新作が楽しみな作家さんなので、今後とも湯島兄妹やヒロさんたち魅力的なキャラクターの活躍に期待したいです。
古月さんの『利刀を以て斬れぬもの』は拙作『影は光 愛洲移香斎明国刀法伝授記』とかなり関連性のある作品(両作とも愛洲移香斎の陰流が登場する)で連載開始時から期待していたのですが、激しく趣味趣味趣味の武術愛に溢れた小説でとても熱かったです。作者さんの情熱がひしひしと読者に伝わる良作なので、もっと多くの人に読んでもらいたいですね。
激しく趣味趣味趣味といったら、梧桐さんもその熱量は恐るべきものがあります。ホームズVS李書文という夢のような対決は、俺得すぎておしっこちびるかと思ったです。あと、ワトソンが萌えキャラだったことと、李書文がほとんど人外の強さレベルでエンターテインメント性があったことも個人的にgood。
あと、現代語訳ものだからこの中には入れなかったけれど、前田薫さんの『ライトノベル風「源氏物語」』(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882550500)もみなさんに注目してもらいたいですね。膨大な文字数の源氏物語を毎日翻訳している前田さんの努力には頭が下がります。
私の来年の抱負は、「一撃入魂」にしたいと思います。
つまり、「口には出さないけれど名月明の小説が一番好き、と思ってくれる読者様を1人でもいいから作れるように、一つ一つの作品を魂込めて書くこと」ということです。
あっ、みなさん、「私はアキラさんの小説が一番好きですよ」みたいなお世辞はコメント欄にしなくてもいいですからね?(^ω^)
気持ち的な問題というか、「自作を読んでくれている人の心の中で、自分は2番手か3番手でいいや」と思っていたら、そのうちに読者さんから「名月明の新作か……。いま読んでいる作品の次の次の次の次ぐらいに読めばいいや」と積読され、忘れ去られる。どの作品を読むか決めるのは読者さんの意思なのだから仕方ないことだけれど、物書きとしては悔しいし、読者さんから選んでもらえない小説しか生み出せないのは作家を目指す者としては致命的。
だから、一作一作に創意工夫をして、遊び心も入れ、小説のさらなるクオリティアップを図っていきたいと思います。読者の皆さんの一番になれるよう目指して。
小説とは趣味であり、いわば「遊び」。
人間は「遊びをせんとや生まれけん」なのです。そして、遊びに命をかけてこそ趣味人というもの。趣味のために我が魂をかけ、「遊んだ」作品を執筆していきたいと思います。
そんな一撃入魂の作品に魅了され、私の作品を気に入ってくれる人が増えたらとても嬉しい……と考えています。
……こんな長ったらしい文章を最後まで読んでくれる人がどれだけいるか分かりませんが(笑)、これで2017年最後の近況ノートは終わりにしたいと思います。
皆様、来年も良きカクヨム生活が送ることができるように、お互いにがんばりましょう(*^^*)
では、よいお年を!
伊勢の国より愛を込めて……💕