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七夕通信

今年は私の住むところは、六月に梅雨が明けてしまいました。
カンカン照り付ける太陽の元、一陣の風が吹けばまだ凌げる。
夏からは逃れたいような。でも思い出たちが「嫌いにならないで」と告げてくる。
大雨が心配な地域のこと、心配しています。ご無事でありますように。

★・♡・コメント・読んで下さった方ありがとうございます。

六月は今、施策、いや、詩作(欠片)に溺れています。
写真と言葉の融合はやってみたかったことの一つで、時折季節の名のもとに、エブリスタで思いつきを載せています。

同じく発作的に短篇が書きたくなり、『クリスタリゼ』という短編集に今までのものをまとめました。現在4作目。5作目は夏の間に仕上げたいなと思っています。
タイトルは決まっていて『海のdoll』。ああ、性描写ボタン押さなくちゃか。笑

長編の方は『玻璃音』はいつもの如く、霞をかすめとって作るので、今は秋の季語を眺めています。ふと浮かんだものを掬い取る断片づくり。

和風ファンタジーがいちばん楽しくプロットっぽいものを作ってます。題材と登場人物たちが遊びはじめたので、脳内がにぎやかです。

スプーンの続編は止まってますが、1を改稿しながら、その世界には浸っています。


すてきなレビュ、頂いています。
六月より愛をこめて、ありがとうございます。

♡『レインドロップ*ティアドロップ』に 九藤 朋さんより。
- 弱った心に優しく触れる、甘い雨の物語

六月生まれの性で、なぜか水分を擁護してしまうのです。
自分の中に落ちた、たくさんの水玉ドロップをカタチにしてみたくて
でも詰め込み過ぎて、何をしているんだろうなぁと反省の多い作品です。
すきと思ってもらえたなら書いた甲斐ありました。いつか続き書きます。


♡『いちご惑星』に 凪乃音さんより。
― 甘酸っぱい、あまずっぱい恋に、言葉遊びをそえて

かわいらしいって、連呼して頂きました。笑 とても嬉しいです。
言葉の選び方とテンポだけは、勢いのある作品になったかな。
いちごファンの方がいらして下さると、あの子たちきゃっきゃ喜びます。


♡『六月の本棚』に 美木間さんより。
― 雨粒を受けとめるようにそっとてのひらを差し出したくなる言葉たち

エッセイとして書いたのですが、めちゃくちゃ私小説ですね。
勝手な思いを受け取ってたくさん共感して下さって、嬉しかったです。
頭抱えながら、やっぱり自分は此処にいるのがすきだと思ってしまう。
雨を見上げながら、いつまでも紡いで行けるように、がんばります。


♡『クリスタリゼ』に 伊藤愛夏ちゃんより。
― うう。せつにゃい。と思えば、ハッピーな恋もあって。

恋してる人。恋したい人。恋を忘れた人――
いつまでも、恋を描く物語書きでいたい。そんな思いをこめて。
また辿り着いたらアップしていくので、読んで頂けたら幸いです。


ぺこりーぬ。平成最後の夏、楽しみましょう。

23件のコメント

  • 今日は七夕でしたね!
    なんとも季節を感じるいいノートタイトルですよね。
  • 二尋さーん。ありがとうございます。
    嬉しくて泣いてまーす。(帰宅電車中です。)
    えーん。さみしい。
  • 一日遅れですが、さびしいとのことなので、モノノ怪クリニックの没ネタ原稿をプレゼントします。

    (出だしは一緒)

    「先生、今日も患者さん来てませんねぇ」
     診療所の扉を開けて、クロコがやってきた。ホントにマメに毎日毎日やってくる。今日は濃紺のスカートに水色のシャツ、腕には腕章と制帽までかぶっている。
    「いったいなんです?その恰好は?」
    「決まってるじゃないですか、婦人警官ですよ」
    「あなたまだ中学生ですよね?」
     そういうとクロコはいきなり胸ポケットから白いホイッスルとを取り出し、ピーッと笛を吹いた。なんだか悪いことをした気になるから不思議なものだ。
    「先生、これはファッションです。先生もたまには白衣以外の服を着るべきです! スーツとか! ジーンズとか!」
    「いや、医者ですからね、これでも。白衣は制服みたいなものです」
    「それならちゃんと患者さんを集めてください! このままだと、クリニック潰れちゃいますよ」
    「ですけどねぇ、毎度言いますけど……」
    「そういう事ばかり言ってる人は逮捕します!」
     いうが早いか、クロコは腰の黒革のホルダーから手錠をとりだし、ガチッと私の左手に素早く嵌めた……。
     嵌めたって……え? なにしてんの?
     などと驚いていたら、今日はなんともう一人があらわれた。

       ○

    「おはよう、山吹君! 相変わらず患者さん来てないねぇ」
     そう言って現れたのはなんと伊万里だった。あいかわらずの胡散臭い着物姿、長い髪を後ろで縛っているのがまた怪しい感じだ。その伊万里、いつものようににこやかな笑顔を張りつけて登場したが、そのまま私たちの姿を見て固まった。
    「……って。なにしてんの? キミたち?」
     もちろん私たちも固まっていた。なにしろクロコは婦人警官の姿、そして私は手錠をはめられたところだった。
    「こ、これはですね……その」
     と言いかけたモノのもっともらしい言い訳が思い浮かばなかった。クロコ君、キミから説明を! と思って彼女を見たが、彼女はなんだか真っ赤になって、音の出ない口笛を吹いて目を合わせてくれない。
    「ま、まぁ。人にはいろいろと言えない趣味もあるからねぇ。これは見なかったことにするよ。それよりさ、昨日のお礼に来たんだよ」
     伊万里は実に嬉しそうにニンマリと笑った。
  • きゃぁーーーっ。ふ、二尋さんっ。・゚・(ノД`;)・゚・
    なんてすてきなプレゼントをっ。めっちゃ元気になりますー。
    モノノ怪ファンが駆け付けて来そうですよっ。

    真っ赤なクロコちゃんが、キュート過ぎるっ。
    なんならお医者さんごっこも、って思ったけど、山吹先生は本物のお医者さんだったわぁ。笑

    これ、これ、ボツにするのもったいなくないですかっ。
    続き読みたーい。見つけた人が伊万里さんってとこも、くすくす。

    お返しに何か書きたくなってきましたー。待ってて下さいね。
  • ふむふむ。
    白衣のドクターにミニスカポリス。
    そして手錠!!!
    手錠のもう片方はクリニックのベッドに嵌めてしまいましょうか。
    クロコちゃんに嵌めちゃっても、いっそ伊万里さんに!
    (おかしな方向へずれて行く……)

    つーか、帰宅電車中だと?
    (コイツ、ほんとに……)
  • どきどき、わくわくしますねっ。もっとコスプレ見たいよねっ。
    伊万里さんまで巻き込むんですかいっ!

    飲んだ時、さみしくなると、誰かにかまってほしくなるんです。
    誰でもいい訳じゃないんですよっ。
  • さて、駄作ができました。付け焼刃なので、あうあー。

    「こんばんは。お邪魔します」
    「遠いところまで、ようこそいらっしゃいました」
    「はじめまして。山吹です」
    「はじめまして。葉月です」
     初対面のこの二人は、一人はお医者さん、もう一人は中学校の先生である。
     涼しい風が吹く夏の夕方、庭に面した縁側で、二人は酒を酌み交わしている。

    「これ、実に美味いですね。山椒の佃煮」
    「ええ。フランスの母がすきなものですから、毎年今頃の季節に作ります」
     シュワー。くぅー、うまい。と思う傍ら、しまった、手ぶらで来てしまった。山吹先生はそう思ったが、その辺をきちんとフォローしている、頼もしい女子学生が横にいるのである。

    「葉月先生、これジャムです。雛々団が一日煮込みました」
     先生はおみやげの真っ黒の瓶を見て、はて、これは海苔の佃煮だろうかと思っていたので、ジャムと聞いて黒い果実を端から思い出していた。
     瓶から出して、自家製のクリームチーズに合わせてみると、見た目に反して甘酸っぱくて実においしい。黒すぐり、桑の実辺りだろうか。
    「素晴らしい仕事ですね」
    「煮込んでいる間、ずっと演奏がやかましかったですけどね」

    「ところで、小学生4人組はお元気ですか」
    「ええ、それはもう。だいぶ用意する駄菓子のネタに尽きてきました」
    「そうですか。では、一緒に白玉団子作ったりしては如何ですか」
     白玉団子と聞いて、庭でぴくりと耳を立てたものがいる。しっぽがふさふさだ。

    「庭にいる二人は(二匹)とても気が合ってるようですね」
     庭先でミニスカポリスの格好のきつねと、その隣には警察官の格好のこりすが、スーパーボールのキャッチボールをしてはしゃいでいる。
     時折ミニトマトが混ざっているらしく、そのたびにこりすはそっと歯を立てて確認しているようだ。
     あれ、クロコはどこに行ったんだろうと山吹先生は首をかしげる。そこにいるきつね、すっごい似てるけどなぁ。腰から手錠を下げてるとこまで。
    「なぜ、りすが警官の制服を」
    「ああ、一日署長をやったんですよね。その時、特注で作ってもらったらしいですよ」
    「そういう先生たちも、白衣がお似合いね」
     きつねが振り返って喋る。フツーに受け入れてしまう。声も聞いたことがあるような。

     そう、二人とも、なぜか白衣のままだったのを思い出し、お互いを見て照れ笑いをしている。この二人、意外と気が合うようだ。
     二匹は嬉しそうに月に向かって歌いだした。互いに向き合って手マイクを差し出したりしている。ああ、それは伝説のなんとかレディのスタイル。
     ふたり合わせて『クロコリス』よっ。

     夜は更けていく。この宴がどう終わるのか、作者もさっぱりわからない。
  • 笑い死んだwww
    雛々団が一日煮込んでいる間、5分おきにバッタもんがいちいち報告(しかも関西弁でうるさい、5分経つと黙る)するんだろうな~。
    白玉作る時は、白玉粉をお内裏様が顔に塗りたくってパックしたりするんだろうな~。
    サルが超高級おせちを届けてくれるといいのになぁ。
  • まさに七夕通信みたいなコラボですよね!
    先生同士も不思議とウマが合うみたいだし、狐とリスもかわいいコンビになっていたりと、なんとも楽しい雰囲気です。
    これも庭のなせるささやかな魔術なのかもしれませんね、どんな登場人物もリラックスして、なんだか当たり前のようにそこにいる、いつ来ても懐かしい感じがする。
    庭師と庭のなせる業ですね、まさに。

       ○

    ……そのころ
    ……とあるちいさな小料理屋
    ……カウンターで日本酒を酌み交わす二人の女性の姿があった

    一人はおなじみの陽向先生。
    もう一人はイマイチ影の薄い琥珀さん。

    二人が交わす話題といえば……
    「どうしてセンセイという男はああも鈍いのか?」

       ○

    なんてのも書いてみたくなりました……いえ、止まらなくなりそうで書きません(笑)

  • > 如月。

    読んで頂いたようで、ぺこりーぬ。
    バッタもん、すきだねっ。笑
    白玉粉が色々使えそうで、楽しい。
    そうそう、最初は猿ちゃんたちのご馳走って考えたんだぁ。
  • > 二尋さん。

    勝手にクリニックのキャラたちを登場させてしまってすみませぬ。
    なにせ、雛々団のファンなものですからっ。

    葉月先生の庭は、不思議な空間でつながっているのです!
    きっと植物も虫も動物たちも、居心地がいいせいでしょう。

    ああ、そういう女子会、ありそうです。ほんと男というものはっ!

  • 突然に失礼します🍀
    私の5分の短編〈地球と月のモノガタリ〉をお読み頂き、応援とお星様をありがとうございます🌸
    久々に書いた物語で、ドキドキしながら公開したので、目に止めて頂き読んで頂けてすごく嬉しかったです。


    文章が書けなくなっていた所でしたので、元気を頂きました。
    どうもありがとうございます。
    暑い毎日が続いていますので、お体に気をつけてお過ごしください。
  • > 遥河さん。はじめまして。

    いらして頂いてありがとうございます。
    地球と月が悠久の自然の中でこんな会話をしてたらなって思いました。
    きれいな映像が浮かぶような美しい物語でした。

    今、私も文章が思うように書けなくて、レビューをつけてないのですが
    とても、すてきな風が吹きました。読めて嬉しかったです。
    ありがとうございます。
  • 『異世界アデショナルタイム』への応援ありがとうございます。
    うれしかったです。これこそまさに苺一会ですね。
  • > ガラナさん。おはようございます。

    『異世界アデショナルタイム』面白かったです!
    普段、異世界には背を向けているんですが、ガラナさんだからなーと
    覗いてみました。くすくす。地球に帰ってから出会いがあるといいね。

    そして、🍓惑星に♡と★をありがとうございます。
  • 拙作「最後の追憶」をご覧くださり、貴重な☆までありがとうございます。ものすごく地味な話にお目を留めてくださって、とても嬉しいです~m(_ _)m
  • > 耀ちゃん、こんにちは。

    『最後の追憶』めっちゃじわりとほろりと来ました。
    取り壊されるのにきちんとお掃除するのって、もしかして日本人だけかしら、とか思いながら、じーんとしていました。
    さすがだなぁ。
  • こんばんはー。

    この度は「心をつなぐ五分/クリスマスのキセキ」に、応援や評価をありがとうございましたー。
    まだあまり読まれていない時だったので、とても嬉しかったです!!
    <(_ _)>
  • > 江田さん、こんばんは。

    『心をつなぐ五分/クリスマスのキセキ』とても良かったです。
    人生の中で、あの一言が自分を力づけたこともあれば、あんなことを言わなければ良かったと後悔する一言もあるわけで、それがこういうカタチで救われたのが、心に響きました。
  • 六月さん、こんばんは〜(*^^*)♡

    この度は、『ダンディなおっさん机と女子高生』へお立ち寄りいただき、たくさんの☆と温かいレビューを、ありがとうございます!
    Twitterの方でも嬉しいコメントをいただき、幸せを両手にいっぱいいただいた気持ちでございます(//∇//)💖
    心より、深く御礼申し上げます!m(_ _)m✨💐

    毎日暑いし、台風やら何やら天候も落ち着きませんね。どうぞお身体にはくれぐれも気をつけてお過ごしくださいませ🍀♪( ´▽`)
  • > あおいちゃん、こんばんは。

    あら、こちらにまで、すみませぬ。では、 ( ,,Ծ ‸ Ծ,,) っ🍵(お茶)
    机さんたち、クラスメイトみたいに役割があって人間味あふれてたね。
    すてきな物語を読ませて頂きました。こちらこそありがとう!

    ヤギという名の台風が来ますね。14号。
    今年の夏は体にこたえます。あおいちゃんもご自愛下さいね!
  • 六月菜摘 様

     こんにちは、夷也荊です。
     この度は拙作『ミミのしっぽ』をフォローしていただき、誠にありがとうございます。好き嫌いの別れる拙作ではありますが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。
     六月菜摘様の御作も楽しみです。

     それでは、お礼まで。
  • > 夷也荊さん。

    こちらこそ遊びにいらして頂いてありがとうございます。
    純太さんのレビューで、おお。気になるタイトル!となり、早速伺いました。
    ゆっくり堪能させていただきますっ。わくわく。
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