先週、やっと「玻璃の音*書房」春ものがたり10話が書き終わりました。
これから夏のお話を創っていきます。6/30金、再会予定です。
前に葉月先生の相棒、如月さんがこう言ってくれました。
(あの人は近況ノート消しちゃうから、こっそり保存しておいたの。笑)
以下、一部抜粋です。
私は「小説はエンターテイメント」だと思ってるんですね。
自分が書きたいだけならチラシの裏に書けばいい、そういう考えがある訳です。
六月さんは違った。自分の書きたい事を書かなきゃ書く意味がない。
読者完全無視。「私の伝えたいことをまずは聞け!」だった。
読者に媚びない分、熱量の凄まじさは群を抜いていたのです。
(*えっと、読者完全無視、ではないよぉーーー。弁明)
私はその熱量に圧倒されて、彼女の作品に惹かれたわけなんですね。
背景なんかどうでもいい、そこまでの流れも全部無視、時代も設定も何もない、
(*えっと、す、少しは考えてるよぉ。何にもないわけじゃないよぉ。)
逆にそこに思いを至らせないほどの強烈なイメージがあって、
「風の色」とか「空気の匂い」が伝わってくる、そういう文章だったんですね。
絵的にその部分だけを切り取った『写真』のような文章。
フレームの外側の世界を見せない。
↑ そうそう、ココね! ココが嬉しかったの!
だって私、「玻璃の音*書房」では
まさに一つのシーンを思い描いて、しつこいくらいに
その場面をどう言葉で表現しようか模索する書き方をしているんです。
しばらくキーになる言葉の束が見つかるまで、ずっと想ってる。
だから夏のものがたりも、大体の流れは決まっているけど
やはり週1の更新にしていく予定です。600字くらいの書付があって
そこから、1週間くらいかけて広げて風船のように膨らませていく。
そんな風に月日と共に向き合う。
自分には合っているのかもしれません。
何処からか、ふっと言葉たちが集まってくるかのように
葉っぱや花びらを集めるように、ただ熱を持って
湧き上がってくる言葉を写し取る。
なんだろう。すごく楽しい。せつなさ、儚さと向き合うのも、全て。
心地よく変化できるような気がする物語なのです。
自分で言うのもおかしいですけどね。
えっと、だから。
読んで下さる奇特な方々、待っててね! なのです。
むつきより