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葉月先生の恋 うらうら話

『葉月先生の恋』は
『クロード葉月先生の徒然日記』(如月芳美さん)
と 対になっています。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881546156

そんな如月君(以下、相棒)が近況ノートで 時折裏話を
披露するので、私もその裏話、つまりうらのうらを。

では、裏話その3に 対する形で。笑

ほんとはね、玻璃の音*書房の 冬ものがたりが 終わったら
すこし魂抜けてて、もしかしたら、私はこのまま書くことから
しばらく遠ざかるかもしれないって 漠然と想ってました。

そんなタイミングで 葉月先生の恋の話になって
いつもの軽口のつもりで 書くって 言っちゃったんだよね。

でも、先生本人になるのは 到底無理だから、やっぱり
君が書けばいいのにって伝えたら、日記書いてみたけど
いまいちだから ボツにしたって、言うんだもの。
原稿見たくなるでしょ。読んだら、めちゃめちゃいいんだもの。

でも、まだ相棒は 渋ってましたね。ネタは提供するから
六月さん書いてよー。同じようなこと書いても 仕方ないからって。
だったら、と思いついたのが 先生を見つめる 中学生の存在でした。
これなら別の視線だし、先生の日記があったら、私の方では
どこか重なる部分のある 別の物語を作れるかもしれないって。

そうしたら・・・。

玻璃音は 舞台はどこ? 何地方? 何県?って 質問が来て。
(他にも クウヘンの性格やら 何やら 長い手紙が・・・。)

なぜに、玻璃音の設定への質問?って 私は脳内が?で いっぱい。

はて、あ、そうか。
ツィッターの 診断で(ネタ)父娘となり、親子漫才みたいな
会話を 日々繰り広げていたある日、虫と小動物を見つめる
相棒のあたたかい視線に 気付きまして
「こりす書房」に 出演してもらった 第7話。

こりす書房の語り手は フウチ。そうでした。 あの話の中で
確かに 葉月先生は フウチの学校で 理科の授業をしています。
ということは、先生は 玻璃音の森に住んでいる
ということになるのか。あははは。(適当に書いたのに)

だって、玻璃音は 童話みたいなもんだから、
細かい設定なんてしてなくて、ふんわりさせておいたのに。
元々、書評ブログを作るつもりで、そのまま書いてもねと
ものがたりチックにしちゃおうと その場しのぎだったので。

設定も作らずに書いたのか!と呆れる相棒。

いや、頭の中には ぼんやりとあるんですよ。
ええっとね、東北じゃないな、冬に雪と氷があって、東京から
2・3時間で行けるとこだから、長野県! って やっと答える。

相棒は、それじゃあ、セミは この種類だなとか なんとか。笑
あまりのリアリティに、私はぽかんとして、現在に至っております。

しかも、相棒、書くの速っ。私も書きつけるのは バーッと
やりますけど、そこからが 時間かかる方で
「一晩寝かせていい?」とか カレーみたいなこと 言ってます。

はい、葉月先生には 玻璃音のフウチや粉雪は 出てきませんが
実は 同じ空間の どこかに存在しているのです。
律とフウチなんて、同じ中学ですからねっ。笑 学年が違いますけど。

お話たちを 行き来している こりすの存在が 物語をつなぐ。

私の書き方は、いつも目を閉じて 一つの言葉から 思い描く。
雪の結晶から イメージが湧いてくるのを 待っている。
降って来たものを できるだけ そのまま 言葉に乗せる。
そこから、少しずつ 物語が見えてくる。なんてね。


さて、長くなってしまいました。

今日は、第13話「先生の涙」を アップしました。
夏のものがたりは、私の方は あと1話になります。相棒はあと2話。

秋からのものがたりも、書く予定。書けるのか、俺。(^_-)-☆


*追伸

六月ファンが いるとしたら、地下や天井裏で 隠密行動をとってるので
吹き矢の練習を しているかもしれませんね。

寧ろ、私は、熱烈な 如月ファンが コワイですが。

それでは 最後に。
書くのを 一時やめてたかもしれない私を 引き上げてくれた
如月君に、この夏の 不思議な出逢いに ありがとうと伝えます。

6件のコメント

  • こんにちは。第13話を読んで、このお話を恋愛じゃなくて現代ドラマのジャンルにした理由が分かる気がしました。愛とか恋とかだけでなく、もっとその奥にある深い命や生き方の部分まで踏み込んで描こうとされているのかなって。 もちろん愛も恋も生きていくうえでとても大切なものだけど、それをより広い世界で見せてくれようとしてくるのかなと。

    それが、なっちゃんと如月さんのコラボで楽しめるなんて、ファン冥利に尽きます。これからも続きを楽しみにしています(#^^#)更新ありがとう。
  • > はるちゃん。ありがと。

    葉月先生の恋って 題名だけど、律や蒼の恋も 入っていて
    でも、恋愛ジャンルじゃないって 最初からどこか思っていました。

    キアゲハの回は、原稿見せてもらった時点で、泣いちゃいましたね。
    ああ、ここを ちゃんと書きたいなぁって、伝えたいなぁって。

    ちゃんと如月君に 日記を表で書いてもらえるよう 説得した私って
    えらいでしょ。なんてね。

    私も 如月君の言葉のファンなので、その世界を壊さずに
    書いていけたら いいなと思っています。
  • あ、こら、相棒! 目を離した隙に反撃してるし!(笑)

    弁解させろー!!(笑)
    君の話は『ふんわり』で書けるけど、こっちは理科の先生設定だぞー!
    関東でクマゼミがシュワシュワ鳴いてたらおかしいし、北海道でゴキブリに矢鱈と遭遇したら変でしょー!
    しかも日本海側と太平洋側で一年草と二年草のサイクル変わるんだぞー! 種まきの時期、半年違うんだぞー!
    雪降ってるっぽいし、関東の山間部か日本海側? 東北かも知れん。
    いや待て、東北なら『ヤマセ』と呼ばれる季節風が吹く(地理で習ったでしょ?)筈だし、それの影響も出るぞ。
    森といっても、オオムラサキが生息できるレベルの森なのか、オオミズアオにしとくか(結局書かなかったが)いろいろ余計な事を考えたのよ~~~~!(T_T)
    そりゃー気候帯から地形(山・川・盆地)、生物分布や植物分布に至るまで、徹底的にチェックしますよー!

    しかーし、相棒の反応は!
    「??? 何故、玻璃音の話なの? クウヘン関係あるの? え…地域? 考えてないけど、多分あの辺。くふっ」

    ……なんかさ、もう可愛くってさ。
    「いいよ、うん、わかった、それで行くね~」ってなっちゃうよ。
    可愛いんだもん。相棒。ズルいよ、相棒。
    私の取り扱いをよく知っているのだ。トホホ。
    ああ、手のひらで転がされている。悪い女だぜ、六月。
  • > 相棒や。

    あら、まるで 公開実録「これが神崎メールだっ。」みたい。笑
    そして、私は ぜったい Gのことは 書きませんからねー。ムリー。

    いつもこんな感じで、色々言ってくるんですよ。??でしょ?
    理科の授業みたいです。笑 かくいうわたくし、理科だけ偏差値が
    低くくて、高校受験の頃、心配した担任(社会科)が 私の首根っこ
    つかまえて、理科の先生のところに 連れて行きました。
    「こいつの理科を 何とかしてやって」
    はい、放課後、個人授業です。 コイルだの、なんとか?の法則だの
    おかげさまで ぐんと成績アップしまして、無事志望校に。

    でも、高校でも 理科苦手は変わらず。 物理が 一等だめでした。
    だから、まだ自然のお花とかは、国語的な匂いがして 大丈夫。
    って思ってたけど、如月君と喋ってたら、大丈夫じゃなかった。笑
    どれが多年草とか知らないし、名前まちがえて覚えそうだし。

    こんな相棒と 四季折々のことを 書こうっていうんだから
    君は無謀だったね。ぼくの世界は、扉を開けると 雪が降ってるんだよ。

    なんて冗談はともかく、懲りずに よろしくお願いします。
    矢鱈って、頭が尖った タラかしら。魚へんに雪ってかわいいわ。
  • 菜摘さん、こんにちは。

    本編とうらうら話と、合わせて書籍化を願う私です。
    パソコン画面じゃなくて、ちゃんと活字になって、きれいなきれいな挿絵を入れて、そばにいてほしいです。
    頑張れとか、負けるなとか、そんなことは全然言われていないのに、しっかりやろうって思わせてくれるスイッチオンの一書になりそうです。
    そんな作品も、お二人も、とても好きです。

    雷。私もそれなりには怖かったけれど、ご近所のおばさんのお話聞いてから大の苦手になりました。
    「若いとき、私の少し前に雷が落ちてね。死にかけたの。もうそれ以来トラウマよ」
    ほほほとか笑っておられたけれど…。

    恋になる前の思いだったんだぁって、今さらですがりっちゃんの気持ちが少しだけわかりました。
    恋に踏み入れていそうでいない辺りは、私にはとても書けない、ふわふわで甘い胸苦しい世界です。
    そういうものには全部目を瞑って来てしまったけれど、りっちゃんと一緒に疑似体験できるかな。
  • > 樹ちゃん。ありがと。

    菜摘さんって、女の子みたいで、嬉しいな。(*^-^*)

    ありがとうございます。1冊の本に 創ってみたいなって
    ルリユールのこりすの兄(予定)に 外注かけてみようかなっ。
    せっせと おともだちに配る本をね、何冊か作って下さいって。

    私自身も この話が 気に入っています。
    そして何よりも 彼の日記が すきです。プレゼントされた気分なの。
    だから、揺れて 常に 変化しているんです。
    誰かと一緒に書くっていうのは 予定調和じゃない、変化すること。
    それではじめて、恋の少し前ってきもちに たどりつきました。
    なにせ、過程が、途中が すきな私です。

    雷の話は、いろんなワンコを 思い出して書きました。
    犬って、すっごく 雷が苦手な子、多いみたい。
    友人のうちの犬は、隣の家の縁側の下に入って、はさまって
    なかなか抜けなくなっちゃったの。耳もしっぽも 下がりまくってて。

    そして、私のかつての愛犬は、雷が鳴った途端、びくんってあわてて
    父の灰皿に足つっこんじゃって、灰だらけの足で 走り回ってたなぁ。
    (私も実は、雷だめだけど、そんな犬見てたら笑っちゃうよね。)

    樹ちゃんは、目を瞑ってなんかいない人だって思う。
    寧ろ、片目をしっかり開けて、見つめてきた人だって思えるの。
    だから、人のこころを 揺さぶる作品が 書けるんだよ、きっと。
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