2022年の6月某日
ふとしたキッカケで僕は小説の世界に飛び込んだ。
飛び込んだというよりも、迷い込んだに近かったのかもしれない。
アナコンダと書きたくなる気持ちをグッと抑えて僕は続きを書く。
書き方の作法も知らなければ、コンテストの規模も権威もわからない。
ただあるのは、今まで読んだ物語や書物達の残渣と、歩いてきた人生での泣き笑い。
それだけで大丈夫なの?
思わず自問する。
勉強や下調べは?
目の前に重たい垂れ幕が下がる。
それでも。
無我夢中で書きまくった。
ゴチャゴチャ言うのは無しにして
とにかく書きまくった。
礼儀もルールもわからないから
色んな人のところに突撃しては
レビューしたり、コメントしたり、
そういえば避けてたSNSも始めた。
するとどうだろう。
色んな出会いがあった。
親切な人が沢山いて本当に助かった。
壮絶な経験を通ってなお生きる人がいた。
凄い才を持つ人達がいた。
勉強熱心で熱い人達がいた。
人間に絶望していたはずの自分が
いつの間にか笑顔で嫁に話している。
「カクヨムには良い人がいっぱいだよ」
絶望にはまだ早いかもしれない。
あと少しで次の世界に触れてしまうから…
その前に僕は皆にありがとうを伝えたい。
そしてもう1つだけ。
来年もよろしくね。