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最新の人型ロボット「Figure 03」を見て感じたこと。

『アンドロイドは下ネタの夢を見るか?』
「第17話 清掃完了までの時間。そして、A.I.C.S.の光と影」
https://kakuyomu.jp/works/16818792439688648232

 こちらを公開しました。
 ナナの下ネタ思考に健司が振り回されつつ、ゴミ屋敷と化した家のリビング。その一室が片付きました。
 ナナの普段の下ネタ思考とは、ガラっと変わって完璧な仕事ぶりを見せてくれました。
 そこからA.I.C.S.がもたらした社会へのメリット、デメリットを書いてみました。
 そんなことを書いていると、つい先日ネットを眺めておりましたら、とあるニュースが、目に飛び込んできました。
 それは、Figure社という企業が開発した、最新の人型ロボット「Figure 03」の記事。

ロボット開発企業の米Figureは2025年10月9日(現地時間)、人型ロボット「Figure 03」を発表した。従来モデル「Figure 02」の後継に当たり、各性能を強化。家庭での利用を想定し、安全性にも注力した。量産向けに設計しており、今後4年間で10万台の生産を目指す。

 というものです。
 検索して色々見ると、もはやSF映画の中だけの存在ではなかった、現実の二足歩行ロボット。
 ロボットが、食器洗いをし、洗濯をする姿。
 私が、この物語で描いている、A.I.C.S.のいる日常。
 ナナが、キッチンで料理をし、リビングを掃除をする。
 そして、健司と、あのどうしようもなく噛み合わない会話を繰り広げる。
 それは、遠い未来のSFの世界の出来事として、私自身、どこかファンタジーのように、描いていた部分がありました。
 しかし、Figure社のロボットが見せた、『家庭での利用』『汎用的な能力』という、その片鱗は。
 健司とナナの世界が、単なる空想の産物ではない、すぐそこまで来ている『未来の日常』だと、強烈に突きつけてきたのを感じました。
 まだまだロボット然とした「Figure 03」ですが、いつか本当に、ナナのような、人と判別がつかない姿をした、生活支援型アンドロイドが、家電量販店に並ぶ日が来る。
 そうなった時、この物語はSFではなく、ただの『日常小説』になってしまうと思いました。

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