ダ・ヴィンチニュースサイトで連載しているフリーアナウンサー宇垣美里さんのエッセイ【愛しのショコラ】を読んでみた。宇垣さんの大好きなチョコレートをテーマにしたエッセイ。
私は宇垣さんのファンではないし彼女のことはよく知らない。アナウンサーとしての彼女も知らないし、私が宇垣さんで知ってることと言えばSNSで彼女のメイク方法やマイメロ論が話題になっていること、だけ。
綺麗な人だからどうしてもビジュアルが話題にされたりマイメロ論を持ち出されたりしてしまう。
今回も宇垣さんがこのサイトでエッセイの連載をしている情報はSNSで見かけた。ふむふむ、チョコレートをテーマにしたエッセイ……
私は石原さとみさんも出演していたドラマ失恋ショコラティエの世界観が大好きなのでチョコがテーマのエッセイに興味津々。
現在9回目まで掲載されているエッセイの、まずは最新の第9回「ブラウニーは記憶のカギ」のページを開く。
書き出しで、良い意味で裏切られた。びっくりした。嗚呼……私の好きな文章だ。
仕事の合間の休憩時間にこの文章を消費するのはなんだかもったいなくて、ページを半分まで読んで、残りは家に帰ってからゆっくり堪能しようと思った。
消費していい文章とそれでは勿体ない文章とある。
どちらかと言うと私たちが書いているWeb小説は「誰かの消費」になっている場合が多い。隙間時間にさくっと読めるものを求められている。
まぁ、私の文章は消費に使ってもらっても全然構わない。だけど宇垣さんのエッセイは消費とするには勿体ない。それこそ、美味しいチョコレートを一粒、一粒、味や香りを楽しみながら読みたい文章だった。
そう思わせる宇垣さんの才能に物書きの端くれとしては悔しくもなった笑。
さて、家に帰って家族の帰宅前のゆっくり時間。アールグレイの紅茶をお供に読み始めた宇垣さんのエッセイはやっぱり、凄かった。
こう言っては失礼だけど、宇垣美里さんは頭の良い人だった。
まだ第1回、第2回、第3回、第9回までしか読めていないのに、このエッセイをまとめた書籍が出たらまんまと買ってしまうだろうな。むしろ書籍化してください。
あとは寝る前の楽しみに……って、自分が失恋ショコラティエのサエコさん(石原さとみさん)になったみたいだなぁ。石原さとみさんはいつの時代も可愛いい。
全人類失恋ショコラティエ見てくれ。(はなしそれた)
今のところ、第2回の「板チョコは反抗の証」が気に入っている。
──板チョコを一心に、後先考えずにぺろりと食べてしまうことが、きっと私なりの復讐なんだろう。
(宇垣美里/愛しのショコラ)