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才能について

今日カクヨムである人の時代小説を読んだが、ものすごくおもしろかった。
この小説については、近いうちにきちんとレビューを書きたい。

こういう才能豊かな人の文章を読むと、つくづく「おれに才能はないな」と思う。
たとえるならこの人は楽譜を見ながら自分のメロディを奏でている(実際リズミカルな文体なのだ)。
自分の文体はただ楽譜の音符をなぞっているだけ。
リズムもビートも味もそっけもない。

じゃあどうする? というので出した結論が、今書いているまだ未投稿の長編小説の文体なのだが、とりあえず大雑把にいうと

「自分のように才能がない人間が素の自分を出してもおもしろくもなんともない。
 だから【演じろ】」

というのが今のところの結論である。
なにがなんだかわからないと思うが、まあ凡人なりに工夫して色々やっているということであります。

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