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タイトルについて思う

実は今朝がた、ツイッターで見たのですが。「YOUTUBEの投稿動画はタイトルを長くすると閲覧数を稼げる」という話がありまして。これってカクヨムとかそれ以外の小説サイトでも、まして現実の紙書籍でもいえるんじゃないかなと思うわけです。
これもまた以前どこかで聞いた話なんですが、タイトルを内容の体現にした長めの一文にすると中身が伝わりやすく手を出しやすいと。それで思うに、「タイトルで全部書いてあったら検索しやすいし内容もわかりやすいし手に取ってもらえる」ってことなんだなと。実際今の人気作品はそういうタイトル多いですし、そういう傾向なんだと思うわけです。
で、ここで問題が。
私自身がそういうタイトルあんまり好みじゃないんですよ(
確かにそういうタイトルは中身もわかるし調べやすいし便利だなと思うんですけど、どうしてもかっこよく締まりはしないので苦手なんです。たぶんこれはもう古い感覚なんだろうと思うんですけどね。私の少年時代ってタイトルのカッコよさや意味深なフレーズに惹かれて本に手を伸ばして、あらすじに目を通して内容を想像する。そしてそれを買う、読むという感じでした。その感覚が強烈なので今の作品タイトルの傾向に迎合できないのがあるんです。
でも考えると今風のタイトルは合理的なんですよ。特にネット上では。
インターネットのページビューとそのページに至るまでのクリック数の関係ってのが前に聞いた話でありまして。そのページにたどり着くまでのクリック数が少しでも多いとアクセスが激減するって話なんですが、これと同じかなと。要するにわざわざ確かめに行くことなく、パッと見るだけで中身がわかるのは便利で手を出しやすいんですね。
さて、合理的だからそれを選ぶか、とはならない私。だって少年時代のあの中身を読むまでの想像力とワクワク感も作品の醍醐味でしたから。とは言っても読んでもらえなければ書かないのと同じ。うーむ、難しいところです。

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