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就活の想い出

『今日が雨だと知っていたなら』第2話を17時に公開しました。
書いている内に何やら長くなってしまったため、5分の時間差を付けてふたつに分けてアップすることに……。

就職活動をテーマにしております。
というのも、私自身、就活をしていた時にリクルートスーツを着る度に雨が降るということが続き「マジでもう嫌」と何回も思ったんですよねぇ……。
外見での個が無くなる状態で「個性を出せ!」「自分をアピールしろ!」という圧力がしんどかったこともあり、早々に就活をやめて違うルートで今の仕事に就いたクチです。
なので、いわゆるお祈りメールみたいなものも多分届いたんでしょうけど記憶にないですし、内定を貰えたことの感動とか、最終面接は東京の本社で……などということも体験しておらず、友人から聞いたりして「へぇ~、そんな感じなんだ~」とメモってました。

自分がそんな風に就活を放棄しているので、逆に最後まで戦って目標の会社に入社した人のことは「凄いなぁ」と素直に思います。

今でこそ、自分とひたすら向き合う時間を取ったり、相手企業について必死に考えたりすることって分析する力になったりするので働き始めてからも大事な能力だと思えますが、当時の私にはそんなことよりとにもかくにも『就活をしている自分』という存在そのものが大きな嘘みたいに思えて嫌で仕方なかったんですよね。

最近は定年まで勤めあげるというよりも、合わなかったらさっさと見切りをつけて若いうちに転職するケースも増えてそうなので、就職するということに対してそこまで気負わなくてもいいのかもしれませんが……。

そんな訳で、『リクルートスーツを着た日には雨が降る』という私の想い出を機に書いた『濡れた靴』。
お時間と気持ちに余裕のあります時にでも、開いていただけましたら幸いです。

よろしくお願い致します。

2件のコメント

  • 実はバブル世代で、就活の経験は殆どなく、研究室の教授のコネで一発で決まった口です(申し訳ない)。
    その後色々紆余曲折があって大変でしたが、今の新卒で入ってくる子たちから、就活の大変さを聞くと、とても後ろめたい気持ちになりますねえ。
    皆頑張れと言いたくなります。
  • >六散人さま

    おぉ、そういうルートを聞くとなんとも理系らしいと思ってしまいます!文系学部ではほぼ聞かないです(笑)。

    ちなみに部の先輩は単位を落としそうでヤバいからと、一升瓶を片手に教授の部屋を尋ねたという話を聞いたりしましたが、文系の学生はゼミの時間以外で教授と接することもあまりなかったような(私だけかもですが)。
    一発で就職先が決まったというのは、教授が「この学生なら紹介しても大丈夫」と六散人さんの能力をお認めになっていたということなんだと思います。

    私の頃はまだ買い手市場で、4年の後半になっても就活している学生の姿を見掛けたりして、早々に投げ出した私が言えたものではないですが同じく「頑張れ」と心の中で応援したのを思い出します。
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