恵喜どうこさんのエッセイ『私、手術します』
https://kakuyomu.jp/works/16817330647535539144を、「ふーん、たいへんなんだなあ」と完全に他人事として読んでいた水玉でしたが、
なんと!
明日どころか、昨日は我が身になってしまいました(-。-;
6日の明け方、突然の痛みで目が覚め、開院時間になってなんとか辿り着いた総合病院で、ここでは入院できないからと救急車で別の総合病院に運ばれ、「これからすぐに手術ね」とお医者様に言われ、驚く間も無くあれよあれよという間にいろんな書類にサインして、検査をいろいろ受けて、なんの実感もないまま、気が付いたら手術も終わって病室にいました。
それで、そのまま11日間、入院していましたですよ。
こんなとき、家に猫さん犬さんがいれば大問題ですが、うちの猫たちは下僕を見捨てて全員虹の橋🌈に行ってしまったので、これだけは安心でした。
病院の先生たち、看護師さんたちは本当に親切で良い方たちで、入院中、感動しっぱなしでした。
血圧が高かったので、いろいろ細かにアドバイスしてくださった看護師さん。ワクチン接種に関して先生への橋渡しをしてくださった看護師さん。明るい口調で沈みがちな気分をいつも励ましてくれた看護師さんたち。お忙しい中、本当にありがとうございました。心から感謝しています。
シャバに戻ったら、一生懸命、受けたご恩の恩送りをしなければと心に固く誓っていたのですが、退院時、最後の最後でその思いは闇に落ちてしまいました。
水玉に非があるのは事実としても、あまりになまの苛立ちをぶつけられ「退院直前になると、患者ではなくなって、こうまであからさまになるのか」というフレーズが頭をよぎり、けんもほろろに追い出されたという印象がしばらく抜けませんでした。
きっと、冷静に客観視すれば、そんなに強い調子ではなかったのかもしれません。
何せ、朝の多忙な時間のこと。すっとぼけた天然水玉相手に、その看護師さんの苛々も相当なものだったでしょう。
だけど、水玉は、苛立ちや怒りをストレートにぶつけられるのが大の苦手。
途端にスイッチが切り替わってしまい、いっぺんで、闇に落ちてしまいます。(つくづく戦闘モードのスイッチが入らなくてよかった……)
退院後、1日くらいは、親切にしていただいたこと、命を助けていただいたことも完全に崩れ落ちていました。
でも、闇に落ちている暇もなく、納期の迫ったポスターとバナーの仕事があったので、帰宅してその日の午後から取り掛かり、月曜日には仕上げました。
納期セーフ! ふうぅぅ。
ちなみに、6日の明け方痛みで目が覚めたあとも、ゴミ袋に嘔吐しながら、急ぎの入稿データを仕上げてクライアントさんにお渡ししてから、病院に行ったんです。
水玉、こう見えても、根性ありますですよ( •̀∀•́ ) ✧
退院して、おうちごとや仕事もどきをしているうちに闇も消え、お世話になった先生方、看護師さんたちの笑顔が戻ってきました。
よかった!
昔、会社勤めをしていたとき、上司が「信用を得るには長い時間がかかるが、無くすのは一瞬」と言っていました。
それは何事にもいえると実感しました。
最後の一人で、これまでの全てが崩れ落ちる。
水玉は、某市の動物愛護推進員(有名無実の幽霊部員。すいませんです)なんですが、動物愛護の世界でもそうです。たった一人の言動が、動物たちの命を守りもするし、奪いもします。
水玉が、自らのこの闇を昇華するには、恩送りを兼ねた作品にすること。
恵喜さんみたいにエッセイを上手に書けないので、サイ・ファイっぽかったり寓話ぽかったりするフィクションにしたいと考えています。例えば八尾比丘尼と河童のお話とか←?????ಠ_ಠ?????(予定としては公募)
助けてもらった命、ここから先は受けたご恩をいろいろな形で返していけるように精進します。
クロム、リイム、コミちゃん、たんぽぽたち、下界の下僕を見守っていておくれ。
そして、なるべく早く、みんなで下僕を迎えに来てくださーい!