水の月　そらまめ

別の意味でドキドキしている男女四人組のお話。

目を開けると、石壁で出来た一方通行の場所にいた。 私たちは『迷い人』と呼ばれる者達らしい。 迷い人は「あるモノを探し求める定め」……ってちょっと待って、生きるので精一杯なんですけ…

そこかしこに出現していた魔物の被害が急激に減った同時期、数十年前に突如出現したダンジョン。そんな場所へ攻略ではなく、散歩しにいく男がひとりいた。 常に楽器を弾いていることから、…

ただ隣に居ただけの、少女と青年の間で交わされた、桜の日の約束。

おっさんに知らされた「嘘」と「秘密」。

メイドカフェで働く朔太郎の元へ、好きな子とクラスメイトが襲来してきた。 どうかバレませんように。

俺の覚悟、見届けてくれ。にゃーん。ぎゃー！？

僕が君と出会ったのは小ぶりな雨の降る、少し肌寒い時。 誰も気にかけないずぶ濡れの君に、僕は一目惚れをしたんだ。 コメディーの少ない、恋の話。

雪の降る日。白と闇と赤い色が見える。 ぼくは白い息を吐いて、起きないお母さんの隣で眠りにつく。 誰かの呼びかけに、ぼくはパチリと目を開けた。 雪の積もる世界を、ぼくとスノーマン…

こんな畑ばっかりの村イヤだー！　と俺は農村を飛び出した。順調に冒険者人生を歩んでいたはずなのに、なんで俺、農業やってるんだろう。 どうやったら植物（魔物）を退治できるだろうか。 …