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力不足だわ。

うーん……。今回、独り言です。

「私は 十八歳で年老いたのだ」

作家、マルグリット・デュラスの半自伝的小説・「愛人 ラマン」っていう作品が好きで、けど自分の中でほとんど整理できてなかったんだなと。

そういう意味で、今回のコミック版との出会いはすごく良かった。見えたのは、まったく違う世界。

味わい方に正解はないのかもしれないけれど、私は本質を未だに見落としている。
それが悔しいのに、嬉しくてたまらないのです。

けれど悲しいことに、言葉が絶望的に追いつかない。
触れている箇所は分かっても、あてる言葉を見つけられない。

武者のように、本を読まねばと思います。
数も、質も、もっと。

手始めに、各種コンテスト。
参加者の皆様、走り抜けましょう。

いつか世界を、この手に。

2件のコメント

  • この本、むかーし買って、持ってます。
    映画も何回も観たな。
    ああいう雰囲気、好きなので。退廃的な。

    本質を見落としてるのが嬉しいなんて素敵ですね。まだまだ世界は広がっていて。
    読書は人生の再解釈ですから、愉しいですよね。

    西奈さんの比喩は独自性があって素敵ですよ。
    私も感性と読書をもっと大切に語感を磨こうと思います。
  • 葵様

    例によって、島本理生が昔のインタビューで、大学生のとき執筆している際にこの本のことが頭をよぎっていたと、話していて。

    興味本位で手を出したのですが、魅入られたようになってしまい、魂を抜かれたようになってしまいました(笑)

    コミック版には面白い解釈が載っていて、デュラス自身は映画版については評価していなかったらしいんです。
    その理由が、漫画家さんの視点で推察されていて、その洞察力にも、圧倒されて。

    この世界には、まだまだ知らない本がある。世界がある。文がある。
    ある意味絶望的ですが、同時に希望ですよね。だからこそ、文学というものは人を惹きつけてやまないのかもしれません。

    葵様はじめ、カクヨムの皆様には、いつも刺激をいただきつつ、憧憬の念を抱いております。

    葵様の世界の片隅に、私の作品の居場所をいただいたこと、心から感謝しております。
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