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お待たせしました。

深夜 1時26分。
久しぶりに、ほっとしています。
楽しかった。。

先日の「口に合わない望みは食えない。」に続き、
「りん。」も、それぞれ約 3ヶ月ぶりに更新しました。

「書けない」を「書きたい」が上回ったのは、
物語と、皆様からのご声援のおかげです。
応援ボタンやコメント、さらに突然の申し出にも関わらず、個別に相談に乗ってくださった作家様、ありがとうございます。

短編はわりとさらりとしたものを出すのですが、特にこの2作は、書くのがとても難しい。
ガラス細工を扱う機会があるとすれば、あるいはこんな気持ちになるのでしょうか。

あえて、「再開します」とは言い切りませんが(縛られちゃうので)、それでも前より、カクヨムが怖くなくなりました。
もう少し余裕ができたら、皆様の物語にも会いに行きます(皆さん多作で、びっくりしてます💦)。

作家の小川洋子さんがエッセイで、ポール・オースターの「偶然の音楽」を読んで、「こんな物語を書かれてしまったら、もう自分に書けることは何もないのではないか」と衝撃を受けたそうです。実際、「偶然の音楽」の完成度は、私にとっても衝撃的でした。

それ以外の作品も、国内外問わずどれも一級品で、自作の難しいテーマを壊してしまいそうで、この3ヶ月、正直とても苦しみました。

でも、私の作品は、やっぱり私にしか書けないんですよね。良くも悪くも。そして、それを愛してくださる方が居る。目だたないけれど、幸せです。

今はただ、自作に再会できた安堵を噛み締めています。
「書きたい」に応えてくれたキャラたちに、精一杯の感謝を感じます。

漠然と展開を意識しているのみで細かいプロットはなく、行き当たりばったりの展開に、まだまだ不安が尽きません。けれど彼女たちなら、きっと応えてくれるでしょう。

私は、もしかしたら作家ではないのかもしれません。
ただ物語に救われている、受身的な書き手なのかもしれません。それでも愛してくださる、皆様方の眼差しが、閉じこもった心を長い時間をかけて、徐々に溶かしてくださっています。

先ほど申し上げた通り、あえて「再開」とは言いません。
それでも、この3ヶ月は、苦しくも貴重な体験でした。
本当に皆様、ありがとうございます。

少しずつ、自分のペースを掴もうと思います。
書くことはこわい、けれども、どうしても書きたい。
それは自分にとって、すごく大事な財産なのかもしれません。

相変わらず、自分に自信がありません。
それでもなお、書けるものはあるみたいです。

だからまた、少しずつ、進もうと思います。
遅遅とした歩みでも。
それが皆様の心に何かを残すことがあるから、望外の幸せです。

自作を愛してくださる皆様、お読みいただいた皆様、
心からの感謝を申し上げます。

いずれ近いうちに、またお会いできますことを、
楽しみにしております。

悪天候が続きますが、皆様どうかご自愛ください。
皆様のご活躍を、心より祈願しております。

西奈

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