8月19日から公開を始めた「鮮紅のロンギヌス」の話数がある程度たまり、これから読み始めるのにちょうどいいタイミングかと思いましたので、こちらでもお知らせします。
1年前カクヨムに登録したのも、元々はこちらの作品を書き上げるためでした。
『トゥモロー・ネヴァー・ノウズ』よりずっと前、学生時代から構想のあった物語で、やっと発表できたことに安堵半分不安半分といった心境です。
幸いにも公開前に、設定や構成などを見直した方がよいという助言をいただくことができたので、その辺りも含めて元々書いていた分を修正したり加筆したりしながら上げています。
ただ見直したはずの構成も、なかなか満足のいく形にするのは難しいですね。例えば第1話に関してはちょっと反省していて、舞台背景がなんとなく察せられるような情報を会話で小出しにするというやり方自体はともかく、その会話が主人公の父親と運転手のモブキャラというのはあまりに主人公の影が薄くなってしまったなあと……しかし同じ会話を親子でするのも不自然だし、このタイミングで説明できないと時代背景が全然わからないまま話が進んでしまうし……
設定をいつどうやって開示するかというのは長編小説を書く上で本当に悩ましい問題です。
いっそのこと動きの少ない第1話は飛ばしてもらって、
・舞台は西暦2051年の、テロが頻発する不安定な世界。
・主人公であるイギリス人の少女ロゼリアは、慈善家の両親に連れられてアフリカ某国を訪れた。
この情報だけ頭に入れて第2話から読んでもらってもいいんじゃないかなと、そんなふうにも思いました。
必ずしも最初から順番に読まなくても構わない。そういう自由さもWeb小説らしさかもしれませんしね。
もちろん第1話を書き直すというのも一つの手ですが、まずはロゼリアの旅路を最後まで書ききってからですね。