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血か涙か

近況ノートにはなぜ下書き保存機能がないのか。
気まぐれ日記として使おうとしているのが間違いなのか。
まあね、大前提として創作活動や読書日記などを伝えられる場所ですって公式見解があるものね。
でもほら、途中保存できたら便利じゃん???(希望)



ところで、小説におけるタイトルというものに関して友人に縷々語られた。いわゆる最近の流行り的タイトル「本文と見紛う系」について。初っ端、批判から入られたので、良い点と悪い点に分けて言ってくれと求めたところ「ネタばれ不要」と断じてきた。なるほど、言わんとすることはわかる。

ジャンル問わず読んできた身として、ジャケ買いならぬタイトル買いは当たり前で、読んでみてはじめてわかる好みの当たり外れ自体も楽しみのひとつだったのだから、「ストーリーそのものがタイトル」であることに、如何ともしがたい気分になるのはわからんでもない。批判的意見を延々と述べられうんざりもしたが、気持ちは理解できる。タイトル買いを経験してきた人間の大多数が、一度は思ったことだろうからだ。とはいえ、ネタバレが悪いわけではないのだ。なぜならネタバレしていようがいまいが、結末に至る過程が楽しめるのなら、それで良いのだから。むしろそれこそが読書ともいうべきだろう。

そもそも、今わたしが読んでいる作品の中にだって、タイトルが「序も序、正しく始まり!」という作品だってあるし、まるで終わりが見えないのに「ここできちゃった!これからどうする!?」的な作品だってある。面白いかどうかはタイトルで決まるものではないのだ。それは単に食わず嫌いと同じだろう。ただ、タイトル買いするには向かない作品があるってことだけだ。
そう宥めつつ話を終わらせたかったのだが、ここで友人の不用意な一言が出た。
だったら王道ラノベタイトルで面白い作品を教えてと。
だがしかし、友人とわたしは読書傾向がまるで違う。まっっったく違う。

わたしはファンタジーもミステリーも日常も冒険もお涙頂戴も恋愛もモフモフもそうでないのも基本的になんでも読む(ビジネス書と啓発系は趣味に該当しないので除く)。
だが、ミステリーは嫌いという方やファンタジーは好きになれないという方がいらっしゃることは存じている。細かく言えばミステリーは読むがサスペンスは読まないという方もいらっしゃるだろう。わたしにとっての鬼門はホラーだ。ホラーが絡むならファンタジーだろうが冒険だろうがお涙頂戴だろうが、たとえモフモフ100%であってもノーセンキューだ。そして友人はホラー一択なのだ。水と油だ、分かり合える日は永遠に来ない。

だから君の要求には応えられないし、君のおすすめも聞かない。

そもそもホラーにラノベってあるの?って一瞬思ったが、聞いたが最後なので、聞かないし、教えられても読まないったら読まない。
絶対だ。



※念のため書いておきますが、ホラーが鬼門とは、「ホラーを読んだわたしがダメ(想像力によっては死に至る可能性)」という意味です。

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