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「白月色の兎」と「結界の守護者」のちょっとした雑談

思いつくままに書いたちょっとした雑談です。

結界の守護者の二章くらいまでのネタバレを含んでいる気がするので、ご注意ください。












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 さて。

 白月色の兎の最後の璃耀さんの閑話に、

「璃耀は京を出たあと、妙に薬草に詳しかったあの方の言葉を思い出しながらフラフラと薬草を摘んでは売るようになった。」

って部分があるんです。

 これ、「あの方」って驟雨の前の帝の事なんですけど、ということは、人界から妖界に来た人ってことで、奏太達の御先祖の家系なんです。

 つまり、妖界に来る前までは「守り手」だし、当時から危険はあっただっただろうし、陽の気の池もあったので、尾定さんみたいな主治医が居たはずで、多分奏太と同じ様に、池を通って妖界に来て薬草詰みをしてたと思うんですよね。

 三百年前に妖界へやってきた前の帝が、人の頃に「守り手」として得ていた薬草に関する知識を、妖界に来てから璃耀に教え、璃耀はその知識を使って薬売りをしてて、白月に逢うわけです。

 巡ってる感。


 そして「あの方」が日の光を求めたのも、ハク程ではないにしろ、転換の儀を経て人生半ばで妖界に来なければならなかったからなのです。
 でも、そうやって来て日を求めたから、璃耀や蒼穹の名前がついたわけです。

 白月と名がついたのは山羊七による偶然でしたが、日と月なんですよね。住む世界が変わったのです。日から月に。陽から陰に。

 ついでに、「日向」の名前の由来も日の光に満ちる人界に向かうところから来てたりします。最初の大君の頃のお話です。


 関連しあって繋がり巡る。そんな感じ。


「白月色の兎」と「結界の守護者」どっちが先でどっちが後か。

 時々、どっちから読んでもらうと分かりやすいんだろう、と思うのですが、後とか先とか無いんだよな。というところに落ち着きます。

 物語の時系列は「白月色の兎」の方が先なので、前日譚なのですが……


――――――
はい、ここまで。


仕事のし過ぎで変なテンションのまま、璃耀の閑話を読み直した結果、何処かに残しておきたくなり、作品について語ってみました。

変なテンションで書いたなという内容ですみません。ここまで読んでくださった方、お目汚し、失礼しました……

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