小説投稿サイトで長編小説を発表する場合、書きながら書いた分を投稿する人と、書き終えてから投稿する人のふたつのタイプがあると思います。完結してはいないけれど、ある程度まとまってから発表するとか、中間的なタイプもいるかもしれませんね。
私はかつて前者でしたが、いまは書き終えてから発表するようにしています。
書きながら投稿するメリット
①読者の反応を確かめながら書ける。
②書いたものは公開したいという作者の想いを満たせる。
デメリット
①書き終えてから全体を見渡して推敲することができない(少なくとも初出時は)。
②完結できないかもしれない。
書き終えてから投稿するメリット
①初稿を書き、2稿・3稿と推敲を重ねてから投稿できる。
②完結が保証されている。
デメリット
①読者の反応がわからないまま完結してしまっている。
②読んでもらえるかどうかわからないまま孤独に書きつづけなければならない。
前者のメリットは後者のデメリットであり、後者のメリットは前者のデメリットであるという関係にあり、うらはらです。
どちらが正解というものではないと思います。前者の方がノリノリで書けるという人がいるだろうし、じっくりと小説に取り組んで書きあげてから発表したいという人もいるでしょう。
私にも書いたものは一刻も早く読んでもらいたいという欲がありますが、初稿はあまりにもつたない(本当にどうしようもなく拙劣です。2稿だってたいしたことない)ので、しかたなく書き終えてから投稿することにしています。