初めて訪れた国はハンガリー。
友達にいいところだと勧められたのです。
なにがどういいのかは首都ブダペストに何日か滞在したらわかりました。
人がいいんです。
ハンガリー人は穏やかで親切で、そのうえ親日的でした。
ブダペストは温泉地で、水着を身につけて入る混浴風呂がたくさんあります。
ぬるい温泉にゆったりと浸かっていると、人懐っこいハンガリー人たちから「どこから来たんだい?」などと声をかけられました。「ジャパン」と答えると、「よく来た」と歓迎されます。
「よくぞロシアをやっつけてくれた」と言う人もいます。日露戦争のことを言っているのです。ソ連時代に抑圧されたので、ロシアを嫌いな人たちがいるみたいです。ちなみに会話はお互いにカタコトの英語で。
ブダペストから鉄道に乗って東へ行くと、ハンガリー大平原が広がっています。かつてトルコ人やモンゴル人に侵略されて、戦場になったところです。ハンガリー人はふだんは穏やかですが、戦いになると勇猛です。さえぎるものなき平原で大会戦が行われました。
ブダペストでは一般人のアパートに泊めてもらっていました。スーパーで買うトマトジュースが濃厚で、毎朝飲んでいました。また行きたいなあ。