きりのいいエピソードの末尾に豆知識を追加しました!
今回追加したのは以下の項目になります。
*****冒険者*****
七英雄の時代から、大陸を行き来して未知を探求する者たちのこと。
冒険者ギルドが発行する冒険者証があれば、比較的容易に国境を跨ぐことができる。
本拠地はオリヴィニスにあり、オリヴィニスを含む一帯は伝統的に《中立地帯》とされている。
これはオリヴィニスに近い《白金渓谷》に竜が多く住むためだと言われている。
*****大陸の東と西*****
大陸の東と西では文化が違っている。オリヴィニスを含む西側はコルンフォリ王国の文化圏に入り、古来より冒険者の行き来が盛んだったため、冒険者の地位が高い。しかし東側はヴェルミリオンの支配領域にあたり、何かと冷遇されがちである。取られる税金も高く、そのぶん冒険者の取り分は減る。
帝国を恐れる周辺諸国もまた、そのやり方に倣う場合が多く、マジョアの懸念事項のひとつとなっている。
なお、七英雄の多くが東側を出身地としているようだ。
*****錬金術師協会*****
帝都ザフィリに本拠地を置く、錬金術師のギルド。冒険者ギルドと違い、皇帝一族と密につながっているためかキナ臭い噂が絶えない。
錬金術師は皆、ここに所属し、実力に応じて《賢者の石》の配分を受け取る。
大陸では《賢者の石》を用いて引き起こされる現象すべてを《錬金術》と呼ぶ。
*****フギンのカードとマテルのメイス*****
・フギンのカードの仕組み
フギンが符術に用いているカードは金属でできており、表面に細かく砕いた《賢者の石》を噴きつけている。錬金術師協会に所属していないフギンにとって《賢者の石》は入手困難な貴重品で、一回使ったものを回収して繰り返し使っているので、スライム戦での使い方はかなり《奢った》ほうらしい。
・マテルのメイス
正式名称は銘入り戦槌《打ち砕くもの、フルギルシルス》。打ち砕く者とは戦槌を示し、銘に使われているフルギルシルスは加護を与えた精霊の名前を示している。秘められた力を使うためには呪文が必要だが、呪文を知ってさえいれば簡単な呼びかけで応えてくれる。
閲覧ありがとうございました。
気になる設定等ありましたら《死者の檻》編以外でも構いませんので、コメントやら感想やらで教えて頂けたら随時追加していく予定です。
それではまた次のエピソードでお会いしましょう!