• 現代ファンタジー

【木陰に注意】

受験の夏、夏期講習の帰り道。
毎日のように鋭い陽射しが俺の体に突き刺さる。
通りで喫茶店を見つけ、思わず俺はチャリ、と財布を取り出し中身を確認するも小銭が数枚しか入ってなかった。
「はぁ〜…。」
ため息が出る。そんな時、大きな木とその木で出来た大きな木陰が目についた。

photo by ユウ飴

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