MF文庫J編集部

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近況ノート①(自由帳(あとがき))/葉村哲

葉村「近況ノート?」
担当「宣伝(あとがき)みたいなものですね」
葉村「なるほど、自由帳(あとがき)みたいなものね」

 と、いうことでTRPG(テーブルトークアールピージー)の話をします。
「そもそもTRPGとは何じゃらほい?」なんて場合はググれ。
 物凄く簡単に言っちゃえば「ハイグレードごっこ遊び」です。○○ごっこにルールを与えて公平性とランダム性を担保し、架空のキャラクターを演じ、他のプレイヤーと共にゲームマスターが用意したシナリオのクリアを目指します。
(ゲームマスターがわからない場合はググりましょう。審判みたいなもんだと考えても大丈夫です)

 TRPGの何が魅力的であるか。

 色々と意見はあるでしょうが、私はやはり、自分が演じるキャラクターを自分で作れるという点にあると思いますね。
 文字通り自分の分身をゲームの中で活躍させることができる。ゲームプレイヤーなら一度はやってみたいと思ったはずです。
 思いすぎて、ノートにオリジナルゲームの設定やらキャラクターやら伝説の武器やら最強の魔法のを書き連ねた人もいるかもしれません。
 私のことではありません。
 オリジナルな詠唱を考えてそれをぶつぶつ唱え始めるかもしれません。
 繰り返しますが私のことではありません。
 そのうちライトノベルとか書き始める奴がいるかもしれませんが温かく見守ってあげましょう。
 三度目になりますが、私のことではありません。
 ともかく、そういった一種の憧れを現実に出来るのがTRPGです。
 無論、ゲームマスターが用意したシナリオや他のプレイヤーとの兼ね合いがあるから完全に思い通りにとはいきませんが。そこはお互いさまとして譲り合いましょう。

 ジャンルも様々です。現代異能、SF、ポストアポカリプスサバイバル、一番オーソドックスなのは剣と魔法のファンタジーものでしょうか。
 ファンタジーの定番といえばダンジョンです。村の近くの洞窟に住み着いたゴブリンの群れを退治してくれ――もうこれだけで、何をするべきかわかりますね。
 実にわかりやすい。さあ、戦士、魔法使い、盗賊、僧侶、好きなキャラクターを選びましょう、パーティーを組んで、冒険の始まりです。
 ヒャッハー!
 ダンジョンに乗り込んで、魔物をぶっ殺して、お宝を奪い取って凱旋だー!
 ゲームマスターとルール次第じゃ、逆にぶっ殺されることもあるだろうけど気にするな! 死んだキャラクターと全く同じ外見と性格と能力を持った双子の兄弟で改めて参加すれば良いのさ!
 シナリオをクリアしたら経験値がもらえるぞレベルアップだ! お宝を金に換えて装備を整えてさらに強くなれ!
 最後はドラゴン退治じゃああああああああああ!

 しかし、悲しいことに、ヒャッハーばかりしていると飽きます!
 今度は目先の違った新しいヒャッハーがほしくなるのが人情ってものです。
 たとえば、そう! 魔物を捕まえてみるとか!
 よーし、何も考えずに話を広げてたけどようやくこの小説と繋がったぞ。
 ボクはちゃんとした大人だから「好きなこと書いてもいいよ」って言われて本当に好きなことを書いたりしない。暗に要求されているものを理解して、きちんと宣伝するべきものは宣伝するんだ!
 これを読んでる人が、続きをヒャッハーしたくなるように!

 次回から!

『まあ、我輩はちゃんとした大人じゃないからセーフ』葉村哲

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