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『孺子帝』「第二十九章 迫る大婚」の雑談

皇太妃が脅しに来ましたね。
とても興味深い論説もありました。
例えば
「陛下や太后がどのようなお方であろうと、いずれも重要なことではなく、筆で書き下ろした文字に、あなたが何者であるかを物語ります。いったん世間に知らしめられてしまえば、それを変えることは並大抵なことではありません」
考えさせられる一文ですね。何も皇帝に限ったことではありません。

改めて韓孺子は如何に窮地に陥っているのかが分かる一章です。
周りが敵だらけ、敵じゃなくても、塞がれて信頼するものが居ません。
楊奉だって、隠し事がいっぱいあって、本当に信頼していいのか分からないし、
孟娥だって、将来どんな条件を突き付けてくるのか分かりません。
それでも利用される価値があるから生かされているだけみたいな生活。
よく心が折れずにいるなあと思います。
韓孺子はこれから救いがあるのでしょうか?
それはこれからの楽しみです。
まだまだ道のりが長く、どうぞよろしくお願いします。

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はてなブログにも感想文や翻訳文などを書いています。
可愛い我が息子の写真もアップしたりしますので、
よかったら覗いてみてください。
https://babillion.hatenablog.com/

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