どうも、めいき~です。(´・ω・`)
怠惰の箱舟が最近読まれている様で嬉しいめいき~です(初投稿した作品が一年越しで読まれても嬉しいもんです。毎日更新だったんだYO)
さて、設定上の時系列の話をすると。箱舟の女神は始め壊された社に住んでいた力無き神エタナが社を人間に壊された事で追い出されるように旅にでます。
田舎の最初のゴミ捨て場でダスト(のちの怠惰の箱舟最高責任者)と出会い。
人に見えない力無き幼女と同じくゴミ捨て場に居た無力なスライムの一匹と一柱でこの世の地獄を見ながら歩き回ります。
当時のエタナには、好き放題する力なんてありません。本当にただ生物の嘆きや苦しみ怨嗟や恨みつらみ等が聞こえるだけという。
ずっと、スライムを抱いて、スライムと共に歩いていく。
消えたいな……と思いながら。
その過程で、最初の靴磨きの老人と出会い。老人が死ぬまでは、エタナは老人と共に暮らします。貧乏な老人、それでありながら力強く生きる老人を見てエタナは「捨てたものでもない」と考えを改めます。
優しくしてくれた老人、いじめられても叩きのめされても雑草の様にしぶとく生きる。力の無い貴女でも、笑って家から送り出してくれるから頑張れるのだと笑う老人の事がエタナは好きになりました。
しかし、その老人もやがて死を迎えます。その時にエタナの手をとって言う訳です。「この世に神なんて居なかった、それでも自分の側に貴女が居た日々は人生の中で数少ない幸せな日々だった」と。
その時に、エタナは何も出来ない神である自分に対して「自分が神です等と言える筈がない」と。
老人が特別な日だけくれたオレンジジュース、自分は水と空気さえあれば生きていられると言ったのに。(初期のエタナは樹の神)それでも、ただ絞ってくれただけの一杯のオレンジジュースは彼女の特別だった訳です。(怠惰の箱舟でもオレンジジュースがエタナにとって特別だという記述があります)
老人が死んだ後、またエタナは家もよりどころも失ってダストと世界を旅します。
ただ今度は、揺蕩う様なただ重りの様な足を動かしているのではなく。狂気と怨みを持って。
その旅の途中で、余りにもかつての老人とダブって見える「黒貌」を見つけます。
エタナは靴磨き、黒貌は営業成績の冴えない営業マンとして出会います。
ただ、黒貌は後に失職。エタナは、営業マン時代の黒貌の靴を偶に磨く靴磨きとして。この頃のエタナはあの老人と同じ様な恰好をしていたから、黒貌は腕がいい靴磨きとしての印象しか持っていなかった。
旅をする過程で、老人が懐かしくなった時にやる靴磨きはエタナの気持ちとは裏腹に上達。
その時にも、オレンジジュースが好きだと言う話をして。黒貌はいつもの感謝の気持ちとして料金とは別にオレンジジュースを渡し。エタナは、老人そっくりの黒貌から貰ったオレンジジュースに楽しかったあの頃に想いをはせます。
エタナは黒貌が失職した事を知ったのは、公園のベンチで俯いてこれからどう生きて行こうか悩んでいる呟きを聞いてしまったから。
エタナは腐っても神であり、聴きたくもない事すら聞こえる位には耳が良く心の声も聞こえる。(解決する力はない)
「居酒屋をやってみないか」と声をかける訳です。
その為のお膳立ては、ダストが全て整えて。(この頃から有能ワーカーホリック)
黒貌は居酒屋エノちゃんの店長になり、箱舟の最初の話に繋がります。
エタナとして過ごせる、居酒屋エノちゃん。ダストの望みを叶えるために生まれた怠惰の箱舟。(エタナちゃんにとっても、黒貌さんにとって、ダストにとってもオレンジジュースが特別な理由はそれぞれうっすら察してもらえると思います)
彼女はそうしたものを手に入れる為に、影でどんどんと化け物になっていく訳ですが黒貌やダストが真実を知る様になるのは本当にずっと後になってからです。
神も邪神も邪魔なものは養分に変え、全てを思うままに改竄する原初のAI命の樹(世界樹の大本)をも同一化する程あらゆるものを喰い破って養分に変え。その過程で天使も悪魔も支配下に置く。それをエノという本体がやっている。
作中でも表現がありますが、表向きはエタナで黒貌の孫みたいに動かしていますが。実態のエノは位階神として「あのような素晴らしい老人の人生を無意味にしたこの世の全ての神に対し宣戦布告し勝ち切るに至っているわけです」
黒貌やダストと共に存在する、この箱舟を守る為に。
平凡な日々を過ごすバカ幼女と、凄惨な支配者の二つの顔をもつ女神エノ(エタナ)。(大路はエノの方の顔を知っていて、それこそが自分達の最高神であると断言している。
このエノに挑んだのは、光無やラストワード等多くの者達ですが誰一人何者であろうとも勝ち続けた存在です。(どんどん化け物化し出来ない事がなくなっていき、あらゆるこのよの情報を蓄え、際限なく巨大化する神とそれに付き従う連中が箱舟連合という巨大な連合をつくりだしていく。
だからこそ、彼女は「眷属のみを愛している」。
だからこそ、彼女は「屑を名乗っている」。
そして、箱舟という組織は「望みを持ち、ルールを守り、それを叶える為に働くものは皆同胞である」それは、ダストが「報われる世を、エノに願ったから」。
本来なら天敵な天使や悪魔でさえ、手を携えるのは願いを叶える為。
そして、天使はエタナを悪魔達はエノを狂信していて。
神から、同胞であるうちは悪口も陰口も一切許さぬ。同胞であるうちは大切にせよと言われ協力関係にある訳です。
時系列で並べてみましたが、この箱舟に関わる色んなキャラクターの一幕を切り取って書いているので箱舟では〇幕という表現をさせて頂いております。
※作者の頭の中ではこの様になっておりますで、漏れや不備はご容赦下さい。
それでは~(/・ω・)/