どうも、めいき~です。
Hell Tears、ここ数日は超がんばって逃走している話が続いています。
あくまでこれは、設定上の架空の話と現実の昔の戦闘機の話をちょびっとするだけなので興味ない人はここでブラウザバックするのだYO。
さて、主人公達が残骸から作った事になっているプレクスは小型艦という設定になっています。
まず、このプレクスですが複数の推進機(エンジン部分が自由に動かせる)とかいう設定になっています。
例えば昔の戦闘機っていえば、プロペラ機だった訳じゃないですか。
そんで頭にエンジンがついてるイメージ判りますでしょうか。
旅客機なら、エンジンは四つついていますし。ヘリコプターであれば頭上にプロペラがついており、尾翼の小プロペラでバランスを取る訳です。
ドローンなら、アメンボの足みたいにプロペラがついてる事が多いです。
さて、空を飛ぶだけなら同じ位置にエンジンがあればいいじゃん。
※その通りです、ではなんでそうなってないか?
例えば、ヘリコプターなら速度よりも並行して飛んで救助などで縄を降ろしたり。ドクターヘリとして、安静にしたまま運んだりするために空を飛ぶのです。
この為、平行が取れないと意味が無いので基礎設計の段階でエンジンという重い部品が頭にくるわけですね。
プレクスですが、エンジンは超電磁レールつまりスマホを置いたら充電できるあれと似たような原理でエネルギーを補給し、磁力によってエンジン位置を変更している訳です。(設定上どんな温度でも超電磁出来る磁力でエンジンが機体にくっついてる)また、場所を固定してから水などの配線を接続しているのでここを破損すると厳しい事になります。(だから、普段あんなにメンテが早いモブでも翼の超電磁レールを直すのに日数がかかっていたという訳です)
又、戦闘機の格闘能力を見る時によく言われるのが「翼面荷重」とかで、要するに翼が負担する重量の事。
翼がデカいと、同じ面積で受け持つ重量が小さくなる(負担が小さい)ので翼から大きな揚力を得られ優れた運動性能を発揮します。
他にも、上昇力や旋回性能または急降下性能など(色々あるけど)がいわゆる空戦性能と言われるものですね。
だから、普通の飛行機や艦というのは真下にずれる様な軌道は取れないわけです。
でも作中ではプレクスは真下にずれて、敵の攻撃をかわしました。これはプレクスがその時だけドローンと同様の位置に推進機の位置を変え。
ドローンと同じ原理で、推進機を調整し力を発生させて軌道を変える事で成立する動きになります。だからこそ、味方の司令官がこんなん見たら目ん玉ひん剥いてそりゃねぇ~よに。この推進機で敵のビームの上を滑っていくような描写も書きましたが、こんな無茶苦茶な動きが出来る推進機がまともな訳もなく、リミットをオフにして限界近くの出力で使えば飛んできたビームの上に乗って滑ってクリーンヒットを避ける動きも出来ちゃう訳です。(ただし、その後オーバーフローしてまともに動かなくなるリスクががが)
ただ、こんな無茶苦茶な推進機を使っているのでかなり空力には気を使っています。本来であれば急旋回や急上昇する事で翼端失速(翼端に発生する空気の乱れなどで渦をまくと揚力ががっくし落ちてしまう事)でどうしても大回りにならざる得ないわけです。
※作中でこれが解決出来ているのはアンリクレズという遺産級のコンピューターが空気の流れすらリアルタイムで読み取ってパイロットに一切負担をかけずに機体をコントロール出来ているから成しえる変態軌道と言えます。ちなみに余計な事ですが、例えばゼロ戦なら主翼がねじってあって本当に僅かな2,5度とかだったかなゴメン詳しくは忘れた)
主翼は本来揚力を受ける為に、胴体側で上向きになるのが普通です。しかし、ゼロ戦は翼端にいくと僅かに下を向いているので空気の乱れを防ぐからあんな曲がり方が当時の戦闘機で出来たという雑学。(゜-゜)
空力は車でもそうだけど、侮れないんだYO。
※わかんない人がいたら「空気力学」っていう流体力学の一ジャンルを検索して調べてみよう(; ・`д・´)b
出っ張りとかがダメなのは、このほんのり外に出っ張った部分だけで無茶苦茶な抵抗になってしまうからです。
※あくまで「航空機」や「列車」等の乗り物を基準に考えるとこうなって、宇宙だとまた別の概念があるから変態軌道で両立とかいうのはごふごふ……。
こうした部分が、プレクスはキャンピングカーと戦闘機と宇宙船を小説だからという理由で良い様にご都合主義にして合体させていますとか作者が言っちゃってる所以。(適当過ぎ
なので、もしこうした理屈が判りそうも無ければ「乗組員の悪ノリ」だけ楽しんで頂ければと思います。(昔の寒いジョークみたいなノリだし)
それでは~(/・ω・)/