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【カクヨム甲子園プロット】4

キミは絶対に騙される

・テーマ
無力感。誰にもない非現実的な能力があっても、それを現代社会で活かすことが出来ない。

・世界設定
2000年代の日本。リアルな日本。

・キャラクター設定

…中学生の時に、白銀の翼が生えちゃう。今は、翼を活かして、仕事をしている。普通の家庭で育ち、普通の学校に通っていたが、水泳が得意だった。県内2位くらい。走るのは遅い。
女の子
…テレポーテーションができる女の子。小学生。

・ストーリー
県内の水泳大会で2位だった主人公の男子中学生は、思い悩んでいた。
小学校の時は、泳ぐのが速く、皆にちやほやされていた。病気で亡くなった母も、大層褒めてくれていた。だけど、県内では2位だった。上には上がいることを思い知り、中学生は落胆する。アイデンティティの危機から抜け出せず、無気力な日々を送っていた。
そんなある日、彼は体調を崩す。発熱や全身の痛みを伴う激しい背中のかゆみ。そのかゆみは、次第に痛みへと変わっていく。徐々に痛みを増していき、ついに耐えきれなくなった男子中学生は、失神してしまう。
目が覚めると、彼の背中には、大きく立派で、白銀に輝く翼が生えていた。

翼に驚いた彼だったが、難儀なことに、翼が大きすぎて、部屋から出れなくなってしまった。翼のせいで、引きこもりになった彼はやむを得ず、翼を切断する。
早々に翼を失い意気消沈する男子中学生だったが、寝て起きるとまた翼が生えていた。
訓練の結果、彼は、翼を自由に生やすことはもちろん、飛ぶこともできるようになっていた。

数年後。大人になった男子中学生は、翼を活かして、いろんな仕事を始めようとするが、どれもうまくいってなかった。
宅配便を始めてみたが、カラスやハトに邪魔される。タレントを目指してみても、ただの出オチだし、アクション俳優としても、VFXに勝てない。サーカス団で曲技を披露しようと思っても、飛べるだけと馬鹿にされる。
そんな彼は、テレポーテーションできる女の子と出会う。その子の能力は、翼をもった彼に対して、脅威だった。全てが上位互換だと思い知った彼は、またしても、激しく落ち込み、自暴自棄になってしまう。

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