• エッセイ・ノンフィクション
  • 現代ドラマ

【カクヨム甲子園プロット】7

〇テーマ
どうして好きになったのか。

〇世界設定
現代風日本。科学技術の発展が著しい。

〇登場人物/キャラクター設定
主人公:
ある人を好きになる。うまく説明できないけど、その人が大好き。

恋人:
主人公が好き。結婚するつもり。

〇ストーリー
 脳内物質の変動を計測すると、興奮や怒り、リラックスなどに、その人の特徴が現れる。脳内物質の量は時事刻々と変化しており、どんな風に振動しているかは、指紋のように、人それぞれである。ある人は、一時間で、増減を繰り返すし、またある人は、一日かけてゆっくり変化する。
 この特性に注目したマッチング—いわゆるお見合い—が通俗的な世界で、主人公は、ある男性を好きになった。
 理由はわからないけど、とにかく好きになった。男性も、好きだと言われて、主人公と付き合ってみる。そのうち彼氏は、愛してくれる主人公を貴重な存在だと思い、主人公との結婚を決める。
 互いに求め合うふたりの前に、主人公の親が立ち塞がる。親は、あのマッチングシステムを試しなさいと口うるさい。ふたりは、マッチングシステムを恐れていた。もしも、相性が悪かったら。それは、別離を示唆し、逆らうことは、社会の慣例に反することであった。
 システムを介さずしての結婚は許されない。親が反対する。だからふたりは駆け落ちした。二人だけで生きていくと心に誓った。

 その後、ふたりはちょっとした好奇心でマッチングシステムを試してみるのだった。

(終)

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する