◇1
『キュービットさん』は呪いのアプリ。絶対に、願い事をしてはいけない。
カクヨムコン8、中間、通りました。
応援してくださったみなさま、ありがとうございます。
また、中間を通った創作仲間のみなさま、まずは、おめでとうございます。
◇2
で、メタいことを言います。
私のこの作品、ここまでです。
えっとね、カクヨムさんに公開された作品は、アカウントなしで、誰でも、いつでも読めます。
各レーベルの編集者さんたちは、もう、ざらっとは読んでいると思うんですよね。
で、キュービットさんだけど、迷走中ですが、お家に帰れるデスゲームっていうコンセプトになっております。途中で、登場キャラの緋羽ちゃんを自殺に追い込むことができず、連鎖的に起きるはずの悲劇が不発で、退場予定のキャラが何人も元気に闊歩しております。
いま、書籍化されているネット小説って、ゲームの登場キャラみたいになれる小説だと思うんですよ。
異世界は、もちろんRPGでしょ。ロール(役割)をプレイ(演じる)ゲームだもの。
恋愛のなんちゃら令嬢も、恋愛ゲームみたいなラブコメも、あと現ファンは異世界の植民地だし。
と、なれば、ホラーもゲーム性のある小説作品を…… って延長線上で普通に考えますよね?
で、ホラーでゲームっていったら、ゾンビですよ。バイオハザードみたいなゾンビパニックモノね。
あと、デスゲーム。今度、#角川ホラー文庫デスゲーム小説コンテスト やるんですよね。
で、何が言いたいのかというと、カクヨムコン8ホラーで、デスゲーム作品はなかったと思うんですよ。だから、専用のコンテストを催行するんでしょうけど。
キュービットさんは、失敗したデスゲーム作品です。
失敗しているのは、誰の目にも明らかなので、この先は絶対ありません。
だって、私が、完結まで書ける気がしないんだもの。
◇3
何をしたいのかというと
カクヨムコン6 どんでん返し部門。ホラーとミステリーだとトリさんが言うから、頑張ってホラミス読んだのに、あの結末。どんでん返しは作品じゃなくって、コンテストそのものだった。
なにをやっても、どんなに努力しても、結局、意味ないわ。
という、リアルでもガッツリはまったメンタルブロックを崩したかった。
それには、やれば、何かリザルトが残る。または、リザルトを横取りされずに守れる。あるいは、私も妖怪通せんぼになれる。どれか、ひとつでも取れたら、メンタルブロックを崩せるはず。というわけで、やらかしてみました。
と、言っても、応援側、読み専読者役をしていたカクヨムコン1から6までと、何も変わりません。というか、今回の方が自作品を書かなきゃいけない分、読みに回れなかった。
つまりね、いつもどおり、せっせとコンテスト応募作品を読んだのでした。
違うのは、自作品があるので、読み合いになった。うん。それだけ。
相互は悪だぁ! という声はあるけど、インターネット黎明期のナローバンドの頃から、同じことをしています。違うのは、今回は、自作品が自然体で参加しているという点だけ。あと、ファンアート描けてない。さすがに応援絵は時間馬鹿食いなので、ムリだった。
◇4
少し前から、是が非でも書籍化したいならホラーが狙い目ってツイートしてるけど、本当にそう思いました。
いやあ、80作品も通すとは、ちょっとびっくりですね。★+フォローで言うと、たぶん25あたりにボーダーがある計算です。
えっと、★★★とフォローだったら、6人ちょいで通過できる計算のはず。
あと、カクヨムさんから書籍化したいなのら、KADOKAWAさんの決算説明資料は目を通すべきと思います。
いま何をしたいのか? 次は何をしようとしているのか? 何となく見えてきますから。
で、ホラーです。
KADOKAWAさん、ホラー作品にはレガシーがあるのです。SFみたいに簡単にポイっしないと…… 思います。このあたりは、老舗出版社としての何かだと思いたいです。
そして、決算説明資料からの推測だけど…… オンデマンド印刷と書店専用端末の組合せで、書籍の生産から物流までを改革して、カクヨムさんと魔法のiらんどさんでボーンデジタルなUGCが取り放題ランドになったから、新規発行数を増やして利益確保っていう方程式に、たどり着いたみたいなのです。
過去には、編集者も大幅増員しています。
自社グループ内で、映画作成もできる体制作りとか、縦読み漫画とかコミカライズも強化して、メディアミックスでヒット作づくりとか…… いま、トリさん、すごい勢いで、原作から書籍化、コミカライズ、映像化と、手を打っています。そう見えます。
結果、原作小説がたくさん必要なのです。というか、そう見えます。きっと、バブルだと思います。
◇5
でもね、小説を書く っていう最上流工程だけは、設備投資ではどうにもならないんです。
小説執筆とプログラム開発は似ているっていうヒトもいるけど、ぜんぜん違います。
プログラムは分業で作れます。
過去のコード資源を再利用もできるし、一度作った部品は共通で使えます。
APIを呼び出して使うみたいな方法もあります。
小説は、そういうのできないんです。
オブジェクト指向とか、カプセル化とか、そんなのないんです。
で、目下、ホラー分野の作品が不足していると、個人的には見ています。
だってね、カクヨムコン6は、受賞ゼロ。去年の〈メディアワークス文庫×3つのお題〉コンでもホラミス部門はゼロ。カクヨムコン7が3つだったはず。
つまり、作品が不足しているのです。
ゆえに、いま、デスゲームコンを催行するんです。きっと。
◇6
以前もどこかで書いた気がするけど、いまのカクヨムさんって、マイナージャンルは読者選考が機能していないと思います。ぶっちゃけで言うと、私の作品の「評価」は読み合いでできています。鍵カッコつきの評価なんです。わたしは交流重視なので、これで良いと思ってますけど。
だから、現在の読者選考では流れに乗れない作者さんは、ホラーを目指すと良いと思うのです。
いま、ホラー部門は、その名に反して血の海じゃなくって、透くようなブルーオーシャンです。
私の作品が中間通っているんだから、間違いありません。
異世界やラブコメなどのメジャーな部門だと、一般読者の支持なくしては絶対に書籍化できません。
でもね、ホラーなら、はじめっから一般読者なんていませんから、もう、中間さえ通せば、あとは作者と編集者のOne on Oneな世界になると思うのです。
真の実力者なら、打ち勝てるはずなのです。
わたしはウソモノなので、ここでお家に帰りますけど。
◇7
あと、おまけ。
前述のとおり、KADOKAWAさんは、ヒット作をつくる手管としてコミカライズや映像化を絡める手法に、何かの自信を持っているみたいです。私たちが知らない何かの数値に確信を持っているのかも知れません。
そうだと仮定したら……
・映像化が簡単にできるホラー小説にチャンスがある。
そう、思いませんか?
全力で失敗してますけど、キュービットさんは…… コンセプトだけで言うと
・舞台を高校の敷地内と神社の社務所くらいに、ほぼ限定。
・コックリさんを、タブレットパソコンでやったら? 本当は古臭いのに、斬新っぽく偽装したアイディア。
・大道具、小道具全部が、安価でお手軽。ロボも戦闘ヘリも出ない。
・誰が誰を呪っているのかわからないけど、教室ではみんなクラスメイトです。そんな気味の悪さ。
ああ、また、長文で乱文ですね。
失礼しました。