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カクヨムコン10、外部導線(Xさん)が死んでると、いつもの長い乱文

1.
カクヨムコン10始まりましたね。
旧twitter/Xは、無風です。
おすすめには、カクヨムコン参加作の宣伝も、「この作品を応援しました」も、一切、流れてきません。

マスク氏いわく、
「Just write a description in the main post and put the link in the reply. This just stops lazy linking.
メインの投稿に説明を書いて、返信にリンクを貼るだけです。これで、怠惰なリンクがなくなります。
午前7:26 · 2024年11月25日 」

Xから引用しました。

カクヨムさんのXへのリンクボタンを押して、普通にリンクを張ると、表示されなくなるのです。つまり、「目立つところにリンクを張るな」ってことですね。

まあ、マスク氏からすると、Xのリソースを宣伝に使い、宣伝効果という果実は、外部リンクで持ち出されるのは、「待て、こら!」なんでしょうね。宣伝したいなら、プロモーションに金を落とせってことですね。

で、トリさんは、いま、カクヨムコン10開催をプロモーション使って流しています。これは、ちゃんと見えます。

でも、カクヨムコンにチャレンジする一般ユーザーは、プロモーションにお金出せないですよね? というか、お金で宣伝は…… コンテストの趣旨的にも、ダメですよね。

ということで、カクヨムコン10は、外部導線なしのコンテストになりそうです。

ランキングを見て、読まれた作品がランキングに上がるという循環参照が発生する案件ですね。


2.
先日、とあるnoteの記事、なろうテンプレ形成過程がXのTLで流れて来て、拝読しました。以前にも、なろうさんで読んだことのある記事でしたけど。


私の中の理解は、
・異世界要素や投票型ランキングシステムは、小説連合/楽園 >> センデンゴンバンやNNRネット小説ランキングやカオスパラダイス >> なろうランキング
・テンプレや人気作品は、アルカディアほか、掲示板文化から。
・スマホ普及期と重なっているから、携帯小説からも流入があったと思うし。
・書籍化が本格化した2014年以後は、公募勢も流入したような気がする。

あと、なろうさんがリニューアル以後に急激に伸びたのは、スマホ普及期と重なったことが、大きいと思います。

2012年から2015年あたりって…
3G回線。遅い。スマホ自身の演算処理能力も低い。バッテリーすぐ尽きる。
光ファイバーが家庭普及しきれていない。WIFIもまだまだ。
ブラウザーゲームもまだこれから。
動画配信なんて、パケ代的に無理。

異世界作品のコミカライズは、当然まだありません。原作小説がこれから伸びる時期ですから。

スマホで読めて、低負荷で、無料で、ランキング付きの作品が、大量かつ毎日更新っていう 軽い、安い、便利、新鮮っていう利点が、全部そろっていたのが、なろうさんの強みだったと思います。

で、
すべて揃っている状態になる前史を支えていたのは、先ほど挙げた外部導線です。なろうランキングが整備される以前は、ネット小説ランキングなど外部サイトが、ランキングの機能を代替していたのです。

外部導線が活きていて、新しい血が送り込まれる状態があったから、なろうテンプレが、多数の書籍化作品を生み出せる鉱脈になり得たのかも? と思います。

ホラー部門が勢いづくきっかけを作った「近畿地方~」も、Twitterでバズったことが、最初です。

小説サイトには、ランキングが必要ですが、ランキングには外部導線が生命線だと思うのです。ランキングは、導線と結果の両方を兼ねてますから、外部に導線がないと、単純な循環参照になってしまうと思うのです。

実際、書店店頭とカクヨムランキングは、乖離している気がします。
今回、ライト文芸部門を第一枠に持って来たのも、たぶん、書店さんが売りたい作品IPを生み出すためと思います。

そういえば、カクヨムコン9のときは、レビューっ! ってトリさんが盛り上げようとしてたけど、今回はレビューやスコッパー賞もないよね?
編集者勢で、ひたすらに読んで探す方向なんでしょうか?

そういえば、今年の電撃大賞、新文芸賞、カクヨムさんから選出されました。
けど…… 私が見に行った時点で、★23 と ★30 でした。
評価したユーザーたぶん10人未満?

うん。
★システム、選考システムとして、大丈夫なのかい?



あと、蛇足。
出版業界や家電業界の方々は、何もしてこなかったんじゃなくて、過去に何度も、電子書籍サービスや専用端末を開発し、チャレンジしてたんですが、成功しなかったんです。

直近だと、Sonyさんは、電子書籍リーダー“Reader”と連携サイトReader Storeを2011年に、作っています。凸版印刷さんは、BookLive!と電子書籍リーダー端末を出してたはず?
でも、専用端末はどれも流行しませんでした。

毎日、もういっこ専用端末を持ち歩くのって、意外と大変なんです。
その点、スマホで済んじゃうなら、便利ですよね。

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