カクヨム公式Discord 正式オープン記念
『KADOKAWAのライトノベル/新文芸局を束ねる局長の万木壮とカクヨム編集長の河野葉月による特別対談をDiscordサーバー内で開催します!』
に、事前質問をおくりました。
「ライトノベルってこれからどうなるの?」
趣味勢としては、Web小説界隈の雰囲気が、良くなるのか? 悪くなるのか? それが気になるんです。
◇1.
で、お祝いの席なのであんまりトゲトゲしたことは、避けるように書いたんだけど…
2Q、3Qの決算説明資料とか、中期経営計画とか、
本屋さんを目視した感じとか、
Googleトレンドで、「小説家になろう+小説を読もう」の検索されているデータを見た感じで、思ったことだけど…
なろうテンプレ作品を、ランキングで選別して、書籍化するタイプのWeb小説書籍化ビジネスは、そんなに長続きしない気がする。
なので、最大勢力になったトリさんが、新しいテンプレの開祖になるべきって、思ったのです。
実際、2回目のお誕生日会に、なぜか、黒歴史ネタを、それも芥川賞作家を読者選考で何度も落としてたなんて言う、ぜったい笑えないネタを披露しているし、
カクヨムネクストでも、ランク上位勢じゃない編成で強力な布陣を組んでいるし、
トリさんは、自身が直営しているカクヨムランキングを、何気に信じられなくなっているのじゃないかと、そう思いません?
なので…
「ライトノベルってこれからどうなるの?」ってお題だから、じゃあWeb小説の始まりの頃、ネット黎明期のホームページの相互リンク文化や感想贈答文化について質問を投げました。
作者同士が楽しく自由に試行錯誤した時代が基礎地盤としてあったから、2010年以後にWeb小説の書籍化が急成長したんだと、個人的には考えていますから。
中期経営計画に、ファンコミュニティ施策を打ち出しているし、これはいまがこの質問をあげる時だと、感じたのです。
それにね、ネット小説界隈って、小説連合/楽園のランキングが流行った後は、いろいろあってね、その次は同盟や小さな短編競作企画の時代になったと記憶してますから。
作者相互で楽しく作品づくりの集まりがあることは、きっと、新しい面白いことを生み出すのに、必要なことだと思うのです。
でも、現状はそうなってないですよね。
トリさんがTwitter/Xで新刊宣伝のツイートをしても、ぜんぜんリツイートされないもの。トリさん、5万3千人もフォロワーいるはずなんですけど。あと、カクヨムユーザーは100万越えてるはずなんですけど、リツイート数が「2」とか「3」って、あり得ないですよね。
◇2.
あと、カクヨムネクストについて、コンセプトを整理しようよ って投げました。
・編集者が太鼓判の作者陣による書店に並ぶ前に読める「先行読書」サブスク
・紙の本ではシリーズ刊行が難しくとも~読者からの支持、サポート
・持続可能な出版の未来像
どれなのでしょうか?
先行読書は、わかります。書籍化作品が綴られる現場の目撃者になれるプレミアムな読書体験が、商品化されたサービスなのですよね?
でも、「紙の本ではシリーズ刊行が難しくとも~」は、違う気がします。参加作者勢、強力な布陣です。他社だけど人気シリーズ持ちの作者様もいれば、現在進行形で人気作家さんもいますよね。実力者を揃えて、その言い回しはないと思います。
応援って趣旨なら、書籍化実績はないけど、
『カクヨムコンをはじめとする過去のコンテストにおいて、
・作品としての完成度や文章力はあるが、流行にあっておらず、出版に見合う売り上げが予想できない など、惜しくも受賞を逃した作品や作者もいらっしゃると思います。また、ピックアップ紹介でもよい作品は見つかっています。
こうした作者を、サービス開始時に招待制で参加を促しては、いかがでしょうか。』
って、思うんですよね。
で、いま、『 』で囲った文章だけど、トリさんが収益化第2弾に意見募集してたときに、送った要望の一部です。
2021年1月11日 17時頃に送信した記憶があります。
課金はKLP2全体で月極読み放題、リワード付与は傾斜付き均等割りにしようとか、「オレオ」対策でサービス開始時は招待制にしようとか、送ったのでした。
…ネクストと似てるけど、でも、やっぱりぜんぜん違う。
同じ方向で考えている方々は、私以外にもいっぱいいたんでしょうね。きっと。
◇3.
Web小説書籍化に関しては、悪い方の予想だけど… 追放系の次のテンプレっていつくるんだろう? もしかして、テンプレは枯渇したのかも知れない。
つまり、
「チーズはどこに消えた?」な状況がやって来るのじゃないかと?
「長くて説明的なタイトル」で「スキル大喜利」とか
「起承転結のうち、起はテンプレ展開で、転でひねり」とか
そういう創作論って、ランキング特化のSEO対策だと思うのです。
書店さんの本棚とは乖離している気がするのだけど。
書店さんを見てると、
・和風ファンタジーや青春小説などライト文芸と
・異世界テンプレ作品のネット小説に
棚というか、商品のラインナップを完全に分けているみたいに感じるんですよね。
あと、持続可能な出版の未来像は、物流の2024年問題や書店減少などを意識した課題なのでしょうか? でも、カクヨムさんの強みは、魅力的なレーベルが書店さんに販路を持っていることにあると思いますから、電子書籍化は悪手になる可能性もあるかも? と思います。
経済産業省さんが、地域の書店振興プロジェクトを立ち上げてますから、そっちと連携することも考えた方が良いのでは? と。たとえばショッピングモール内の書店さんなら、モールのトラック便に書籍の配送も相乗りできるようにお願いしてみるとか…
ファンタジー小説書き的な妄想だけど、移動書店ならぬ鉄道書店作ったら… って、思ったことならあります。貨物列車を大改装して移動書店にする。で、ローカル線を回って、待避線とかで時刻表どおりに書店営業みたいなのを…
…商業的には、さすがに無理かも。
どっと書いて、Discordに送ろうとしたら、文字数制限で弾かれたので、こっちに投げました。
あと、残念なことに、平日の19時って、仕事が… 急いで帰宅してもギリ間に合わない気がします。どんなお話しだったのか、あとで誰か教えて。