真砂　郭

自由詩による、物語仕立ての一話完結で送る短編連作集です。

恋愛に限らず、誰かに、或いは何かへの想いをはせるヒトたちの短編詩集。 寝静まった夜の真夜中の呟きを誰が聴く。 枕元において、就寝までのひと時の気晴らしに…。

アメリカの第６世代戦闘機は、試作機がもうすでに空を飛ぶ段階に達しているという。 第５世代もまだまだこれからという時世に何という開発スピードなのか、驚くべし。 そしてその新型機の持…

思いつくままに、及びもよらぬ空気の断片。冬空の木立のように囁いて…物語詩の世界に。ようこそ

それはお人好しなイケナイ中年男とおとな未満、少女以上のイケナイ女子高生の危うい夜の一幕芝居、純愛じゃないけどすれっからしでもない、不器用な二人の分かり合えないすれ違いを描く、読み…

たまさかにすれ違う人々に混じる、名もなき女たちがつぶやく恋物語。

「応仁の乱」以降の凄惨な始まりの時代は、ヒトの心にも戦国を呼ぶ。 妖（あやかし）が跳梁する室町末期を始まりとする怪異譚をあなたに…。 それはヒトであり、ヒトでなし。入り乱れてあや…

一話完結のショートホラーで物語詩の形式をとります。タイトルは昼間の”ヒトの言葉”で語られる刹那にふと真夜中の時間が明滅する。そんな境目の世界を垣間見る事もある。そんなお話を語って…

前作「リュミエンヌ」において古代王朝ゆかりの”復元と再生”の奥義を身に付けた「魔導士」リュミエンヌは１８歳になった。 天賦の才に恵まれた彼女は今や王国お抱えの宮廷魔導士と肩を並べ…

それぞれの世界に、それぞれの女性。それは戦う女、逃げる女、強いヒトや弱いヒト。悩むヒトに惑うヒト、様々な境遇の女たちを物語詩の形式で描きます。

魔導士（呪術使い）の少女「リュミエンヌ」は依頼を受け、突如として街道に現れた謎の立方体の調査に赴く。相棒は「ノワール」彼女と血の契約を結んで従者となった不可視・不読（形なき精霊）…

おとぎ話でおなじみ「桃太郎」、稚気あふれる英雄譚も見方次第で在り様も変わる。鬼退治に鬼ヶ島を目指す桃太郎がそこで見たものは…。民俗学的視点で再構成されたもう一つの「桃太郎」

先に逝ってしまった彼女、季節は巡り彼女の残した歌は奇跡を起こす。魔法も冒険もないありふれた日常が愛おしい物語詩の世界。

魔を狩る女と、彼女に翻弄される男とのとぼけたやり取りのダークなファンタジー

平凡な高校生だった”裕一郎”は夏の終わり、一人の少女と出会う。彼女の名は聖月（みづき） 裕一郎からは叔父夫妻の娘で、いとこにあたる同い年の女子高生だ。切り下げ髪の古風な佇まいの美…