「永遠のフィナーレ」という小説でした、作者がポケモンの脚本をやっている首藤剛志先生でした。これ、いまメチャクチャプレミアついてて、最終巻の9巻なんて3万円するんですよね。
で、なんでこの本が3万円もするかというと、再販が不可能だからなんですよね。だって、この本「女性」を子供を産む媒介としてしか見ていない描写がちょくちょくあるから。でも、内容は決して女性蔑視ではないです。というか、「女性の強さ」とか「女性の尊厳」とかがテーマであると言ってもいいんですけどね。言葉狩り警察がうるさいですからね。
お話の内容は、人類の種としての存亡をかけた「SF」なんですね。wikiみたらw。私はファンタジーとして読んでいましたが。あ、いやいや、話を戻して。
主人公は男装麗人の剣奴として生きていますが、もともとは亡国の王女でして、その王女が国を取り戻すために奮闘するという物語です。しかし、彼女が街から脱走し、外の世界をみると、そこは人類が生存するにはあまりにも困難な、汚染された大地や海が広がっていたのです。
なんて、話ですね。で、滅びゆく種をなんとか存続させるため女性が奮闘しているという描写があって、そこが先ほどの産む媒介といった部分になるわけです。
ただ、この小説、内容はシリアスなくせに、百合要素が強すぎるんですよ。30年以上前の小説なのに攻めすぎてるんですよねw。主人公は、女性なんですが、結婚していて、奥さん(もちろん女性)がいるという、まぁ、その時点でお察しなわけなんですよ。
でも、そう考えるとあれですね。こういうシリアスなテーマ性のある小説って減りましたよね、ほんと。