最近ものすごく冷え込んできましたね。
インフルエンザとかコロナウイルスとか物騒なものが流行っていますので、皆さん気を付けてくださいね(他人事)
さて、11月末から始まったカクヨムコン5も、あとは読者選考期間を数日残すのみとなりました。早いですねえ……ほんと……。一作目の『幽霊彼女』を投稿したのが12/5ですから、ちょうど2ヶ月も経ったことになります。ほんとかよ?
なんだかんだと、短編賞に計5作品も応募してしまいました。
どれもこれも思い入れのある作品たちなので、それぞれの思い出やエピソードなんかを綴っていこうかと思います。気になったのがあったら、ぜひ読んでみてくださいね(チラッ
1作目
『幽霊彼女とラストファーストキス』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892701531記念すべき1作目にして、私の代表作かつ出世作……だと個人的には思っています。
「カクヨムコンってのがあるのか、一万字の短編ならなんとか書けるかな……」と、設定を考え出したのがはじまりでした。設定だけで突っ張って書き、最後の伏線なんかは書いている途中に思いついたものです。
なんとかこやつを宣伝しようとツイッターも始め、あれよあれよと星が増えました。長い間週間ランキングの上位を維持し続け、本当にびっくりしています。皆さんのおかげです本当にありがとうございます……。
投稿サイトに短編を投稿するのも、そもそも短編を書くのも、実は約10年振りでした。10年振りに書いた短編がここまで伸びたんだから……そらあ思い入れも大きいよね。
ちなみにですが、主人公の「折原洋介」とヒロインの「千堂椿」は、私が中学生だった時に書いていた携帯小説の主人公とヒロインの名前だったりします。結局あれは完結させられなかったけど、この2人の名前はお気に入りなのです。
2作目
『恋の続きは図書館で』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054892877457「応募1作じゃあ寂しいしな、何か書こう」と思い立って、『幽霊彼女』を応募してから一週間後くらいに投稿した作品。ジャンルはラブコメですが、コメ要素は少なめかも。こちらも設定をティンと思いついてから一気に書き上げた作品。
『幽霊彼女』よりも宣伝はどうしても少な目となってしまいましたが、フォロワーの方にスコップして頂いて「エンタメ作品に必要なものがすべて詰まっている」とお褒めの言葉を頂いたり、思い出はなんだかんだ多いです。
ふらっと図書館に立ち寄った時に、いかにも『ヤンキー』みたいな人が熱心に本を読んでいるを見て、キュンとした拍子に思いついた設定だったはず。3話完結だったり、私個人の短編テンプレートにこの作品だけ乗っ取っていなかったりと、色んな意味で「らしくない」作品かもです。
3作目
『シャングリラ紀行』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893190091とある方の短編を読み、「なんだこのすごいのは……」となり、「自分もこんなの書きたいよおおお」となり、一大決心で書いた作品。
もともと設定自体は昔から頭の中にあったのですが、なにせラノベ的な文章しか書いてこなかった人間なので、文芸作品チックなものは諦めていたのです。
慣れない文体に四苦八苦しながら書いたので、最初は全く作品に自信がありませんでした。ところがどっこい、色んな方にお褒めの言葉を頂き、気づけば★100超えの二番手作品に。短編賞の上位常連の方達からは、「幽霊彼女より好き!」のような声もちらほら頂き、本当に困惑しました。
短編賞に応募しなければ、作品を読まなければ生まれなかった作品です。
そう思うと、本当にカクヨムコンに応募してよかったと思います。
4作目
『三十路女勇者の婚活事情』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893539552で ま し た。
『幽霊彼女』よりも遥かにコメディに寄った、個人的に(いい意味で)問題作。
すべての作品の中で、これほど勢いだけで書いた作品もないでしょう。夕方に書き始め、その日の夜に書き終えた記憶があります。何日もかかった『シャングリラ紀行』とは大違いよ……。
ただ、ぶっとんだ設定ながらも、きちんと起承転結をつけられたのではないかな、と思っています。また、この作品が私の素の文体に一番近いので、書きやすいのはもちろん書いていて楽しかったです。
ちなみに、主人公の「リリアーナ・ヴァン・ヘルクレイツァ」という名前は、私の脳内にある作品のヒロインの名前だったりします。応募作品の中では、一番お気に入りの名前です。
5作目
『インビジブル・ライトブルー』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054893613851ラスト5作目は、『シャングリラ』に続いてのキャラ文芸部門応募作品。
こちらも、昔から脳内にだけあった設定をなんとか作品にしたものです。『シャングリラ』が意外と好評だったので、なんとかこの設定も短編にしよう、と今まで一番苦労しました。
設定が脳内にあったとはいうものの、あったのは水色に関する考え方だけです。盲目の主人公とか、詐欺師の男とかっていう設定は、書くぞって決めてから考え出しました。
カクヨム公式ツイッターが日曜日に呟いていた短編の週間ランキング(10位まで)に載ったのは、『幽霊彼女』とこの作品だけです。なんだかんだと、この作品が一番初週の勢いがありました。気づけば★70超えで3番手です。とてもラブコメが専門の人間とは思えませんね、はい。
タイトルはこの作品が一番気に入っています。
盲目で『見えない』、水色は透明で『見えない』、という二つの意味での『インビジブル』。そして『ライトブルー』という言葉で韻を踏んでいます。声に出した時に、この作品が一番気持ちいい。
長々と書いてしまいました……。
それほどカクヨムコンは楽しく、私の執筆を大きく変える機会だったということで、どうかここはひとつ。
作品を読んでくださった方、感想やレビューをくださった方、ツイッターで他薦をしてくださった方……皆さん本当にありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします!